ルサンチマンの意味は?基本的な使い方と例文・由来を徹底解説!ホントは病気の名前なの?

ルサンチマンってどういう意味?心理学用語?由来も!

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語である「ルサンチマン」だ。

「ルサンチマン」の意味、使い方、語源などについて詳しく、分かりやすく解説する。

ルサンチマンの意味

「ルサンチマン」とは、弱者が強者に対して、恨み、妬み、嫉みなどの感情を持つことだ。

「怨恨」、「遺恨」、「復讐感情」。などもある。

特に、ニーチェの用語で、弱者の、強者に対する憎悪を満たそうとする復讐心が、内功的に鬱積した心理を、いう。キリスト教の道徳、社会主義運動などの中にも、こういうような心理があるとされている。

ここで、ルサンチマンについて少し触れていく。ニーチェのキリスト教批判における中心概念で、「恨み」や、「妬み」を意味する。「道徳の系譜」1887年において、ニーチェは、キリスト教の期限をユダヤ人のローマに対するルサンチマンに求める。キリスト教の本質はルサンチマンから生まれた歪んだ価値評価にあるとした。被支配階級であるユダヤ人は、支配階級であるローマ人の力強さ、能動的に性を楽しむこと、自己肯定的であることに対して、恨みや妬みを抱き、このルサンチマンから、強いものは「悪い」、強くない自分は「善い」、という屈折した価値評価を作り出した。

この価値の転換は、さらに屈折の度合いを掴めていき、「貧しきものこそ幸いなり」という言葉に代表されるような、弱いこと、欲望を否定すること、現実の生を楽しまないことこそ、「善い」とする価値評価が生まれ、最終的にキリスト教の現在の考え方、禁欲主義、現世否定主義につながって言ったとニーチェは考えた。

ルサンチマンは、デンマークの思想家であるキルケゴールによって、哲学的な意味を持つ言葉として定義された。その後、ニーチェという人がこの言葉を再定義した。そこで、ルサンチマンは「弱者は行動によって鬱憤をはらすことが禁じられているため、想像上の復習によってその埋め合わせをするようになる」という意味となった。

したがって、ルサンチマンは「あのお方は恵まれているが、自分のことばかり考えていてダメな人間である。それに比べて私は恵まれない境遇の中で一生懸命に生活を頑張っている。だから私の方が素晴らしい。」という一連の流れの心の動きのことである。有名人や、芸能人のスキャンダルに人々が過剰に反応することも、ルサンチマンだと言える。

(参考:「ルサンチマン」の意味とは?語源はフランス語?簡単に解説

ルサンチマンの語源

ルサンチマンの語源は、フランス語の「resentment」である。キルケゴールが哲学上の用語として最初に始めた。「resentment」とは、「長い間にわたりわだかまり続けた感情や腹立ち、怒り」という意味を持つ言葉である。

現在では、ニーチェが定義した「弱者が強者にもつ妬み、嫉み、憎悪、避難」という意味で使われていることが多い。

ルサンチマンは病気という意味だった?

「ルサンチマン」とは、怨恨や、反感と訳されることが多いが、単なる怨恨や、反感という感情自体を表す、意味するものでは無い。それは、「ねじれ曲った」というべきもので、真っ直ぐには表現出来なくなった「生への意志」が、屈折して、そのような感情となって現れでたものである。それは、他人に対して向かうこともあるが、自分自身に内向して、破壊的な攻撃性を帯び、衰退や退廃をもたらすことがある。

このように、「生への意志」をねじまげることになった事情は、様々であるだろう。ニーチェも、「ニヒリズム」の時代というように、一般に、生きる意味や目的を見いだせないという、時代的なものが大きく作用している。個人的な事情も色々あり、「虐待」などは大きく影響する。

このように、ルサンチマンという言葉は、病気とは少し違うが、ルサンチマンを心に持ち続けることによって、自分自身に対して疑問を持ち、自分自身に対してその感情をぶつけたり、将来の自分の家族、恋人、子供に対してその感情をぶつけたりすることがある。これは、病気ではないが、かなり深刻な問題であると感じる。

ルサンチマンの派生語は?

派生語、関連項目としては、「険悪」、「憎悪」、「嫉妬」、「怨み」、「劣等感」、「コンプレックス」、「復習」、「シャーデンフロイデ」、「酸っぱい葡萄」、「阿Q正伝」、「マウンティング」など、様々な派生語や、関連語句がある。

怨恨、復習を意味する語。特にニーチェは、強者の君主道徳と対比して、弱者の奴隷道徳は強者に対するルサンチマンによるものだとした。かれによると、元来道徳のこんていには、生命の根源からくる力強さがあるが、弱者は強者に対する反感を持ち続け、一般の既成道徳を生じさせるとした。

また、キリスト教的世界観と、その派生としての近代市民社会における社会主義運動との、両者にこの心理を指摘する。これに対し、M、シェーラーは、キリスト教についてはニーチェの考えを否定したが、革命を志向する社会主義運動は、ルサンチマンに音を持つと説いた。

ルサンチマンの類義語は?

ルサンチマンという言葉の類義語で、「怨恨」、「憎悪」、「妬み」、「嫉み」、「憎しみ」、「怨念」などがある。どの言葉も、ネガティブな意味である。

似たような言葉に、ルサンティマンという言葉がある。フランス語である。「怨恨」または、「復讐感情」、と訳され、ルサンチマンとほとんど変わりない。弱者は、その弱さゆえに、強者に対する不満や、憎悪をストレートに表出することが出来ないために、内功的に鬱積した、不満や憎悪は、強者に対する怨恨ないし、復讐願望となって、意識下に制圧されている。これが、ルサンティマンである。

ルサンチマンの英語表現は?

「ルサンチマン」という言葉を英語で表現すると、「Ressentiment」という表現となる。文法情報としては、名詞に分類される。

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ルサンチマンの意味と使い方を例文で理解しよう

ルサンチマンという言葉の意味や、語源を知ったところで、例文を使って、日常生活での使い方や、より深い理解をしていく。

例文①

ルサンチマンこそ、人間の成長を阻む最大の敵である。

例文②

彼女とは、幼少期の頃から幼なじみということで、身近に接していたが、ある日突然話しかけてきて、実は、自分の心の中に、ルサンチマンが根強くあるということを告白してきた。

例文③

弱者である存在は、強者に対してルサンチマンを持つことが多くある。

例文④

私は、元々弱者と呼ばれるような立場で、幼少期の頃から今まで育ってきた。そしていつの間にか、ルサンチマンが自分の心の中に根強く持ち始めた。自分の心の中に根強くある、ルサンチマンを克服するように努力をする。

例文⑤

農民という身分の人は、貴族などの身分の人にルサンチマンを持つことが多くある。

例文⑥

私の友達である彼は、高校の頃から、ルサンチマンを抱きながら育ってきたと本人が言っていた。

ルサンチマンの意味は意外と簡単!

ルサンチマンとは、恨みや怨恨を表すフランス語である。そのルサンチマンを、ニーチェが弱者が無力さから強者を憎悪して、復讐しようとする心理を表す用語として用いた。ニーチェが、著作「道徳の系譜」で用いて、哲学的に注目されるようになった。

分かりやすくいうと、ルサンチマンとは、弱者の強者に対する弱さからくる復讐心と言った意味である。

意味は、弱者が強者に対して、恨み、妬み、嫉み、怒りなどという感情を持つこと。ルサンチマンに陥らないために、不足していると思っているものに目を向けて生きるだけでなく、自分が持っているものにも視点を向けて、生きていくという姿勢が求められる。

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