東京オリンピックが中止!可能性と新型肺炎の動向!過去の事例も!

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東京オリンピックが中止に?可能性と過去事例を徹底検証!

中国国内に端を発した新型コロナウィルスによる肺炎の蔓延によって、2020年の東京オリンピックが中止される、という情報が流れ始めている。

東京オリンピックが中止される可能性とその理由、社会背景について事例を挙げて見ていこう。

東京オリンピックは中止にならない!可能性と背景に迫る!

東京オリンピックの動向についてすでにIOCが動きはじめているという噂もある一方で、少なくとも国内では現在のところ、「オリンピックは中止されない」という見方が主流になっているようだ。

東京オリンピックが中止にならず、予定通りに開催される可能性とその背景について具体的に検証していきたい。

巨額の投資が無駄になる!

東京オリンピックが中止されないいちばんの理由……それはつまりマネー、お金である。オリンピックがクリーンでまっさらなイベントであると信じているのは今時、子どもぐらいだろう。

東京オリンピック招致の際にも、数千億、あるいは数兆円単位の予算が動いたといわれている。オリンピックが万一にも中止になればそれらの投資が一切無駄になることになり、滝川クリステルの「お・も・て・な・し」攻勢も水泡に帰してしまう。

結局、オリンピックが中止になるもならないもマネー、なのだろうか。

新型肺炎の症状が軽い

オリンピックが中止にならない大きな理由は、新型コロナウィルスがそれほど強くない、ということもある。

中国国内では現時点ですでに8万人を超える感染者が報告されているが、そのうちのほとんどは軽症でおさまっており、死者および重症者は高齢者や持病を抱えている人にかぎられている。

ただ、新型ウィルスということで今後も変異を遂げる可能性は充分にあり、これだけでオリンピック中止の可能性を捨て去るのは早計、という声もある。

東京オリンピックの選手が納得しない!

すべてのアマチュアアスリートにとって、オリンピックは目指すべき目標の頂点であり、憧れの地でもある。

万一にもオリンピックが中止、ということになれば当然、アスリートたちの4年間の努力は水の泡となり、目標をリセットせざるを得ない、ということにもなる。

選手会としても、オリンピック中止の流れを黙って見ているわけではないだろうし、実際のところ、選手の気持ちを考えてオリンピックは中止にしたくない、という状況なのかもしれない。

協会からIOCにワイロも?

仮に、IOCのほうが日本に対しオリンピックの中止を望んでいるとすれば、オリンピックを是が非でも中止にしたくない、という日本政府の思惑とは対立することになる。

そうなれば、絶対に表沙汰にはできないだろうが、日本側からのわいろの可能性も否定できないだろう。オリンピックが中止されるとなれば、最悪は招致費用を超える莫大な損害が予想されるのだ。その何分の一かの袖の下で中止を免れれば高くはない、と考えても不思議ではないのではないだろうか。

パラリンピックはどうなる?

東京オリンピックに次いで心配されるのがパラリンピックである。オリンピックが中止されるとなればパラリンピックも中止、という流れになるのも道理ではある。

今のところ、IOCも日本政府もパラリンピックの中止の可能性については言及していない。パラリンピックの開催はオリンピックから1カ月ほど遅れたタイミングであり、その頃にはさすがに新型コロナウィルスも落ち着いていると考えられているのかもしれない。

ただ、IOCがオリンピック中止の可能性に言及している以上、パラリンピック中止の可能性もゼロではないと理解しておいた方が良さそうだ。

東京オリンピックが中止になる可能性とその理由!

IOCのコメントに対し、「オリンピック中止の可能性はない」と強気に応じていた日本政府であったが、ここにきて、オリンピック中止の可能性がにわかに現実味を帯びつつある。オリンピック中止の可能性は実際、どの程度あるのだろうか。

新型肺炎が収束しない

世界的な新型コロナウィルス蔓延を鑑み、IOCは「感染拡大が収束しなければ然るべき決断を日本としてもせざるを得ないだろう」とコメントしている。

IOCのいう「然るべき決断」とはつまりオリンピックの中止、ということであり、見方によっては日本に対し、「オリンピックは中止でいいよね?」と圧力をかけているとも言える。

ただ、オリンピック中止の可能性に言及した上記のコメントはIOCの公式見解ではなく、あくまでも役員の個人的な見解ということなので、これだけでただちにオリンピックが中止になる、というわけではなさそうだ。

国民の理解が得られない

東京オリンピックはいちばんに国民のためのイベントであり、中止の可能性についても国民目線で、損得を抜きにして考える必要がある。

現に、ライブイベントなど大規模なイベントが相次いで中止になっている現状を考えると、オリンピックだからといって無条件に中止にしない、というのはやはり、国民感情としてしこりが残るのではないだろうか。

IOCによってオリンピックが強制中止に?

現時点で、IOCは東京オリンピック中止の判断について、5月24日までというデッドラインをもうけている。この時点までにオリンピックの中止を決めなければ後々の対応にまで差し支える、というわけである。

医療のプロからは、少なくとも5月の時点ではまだ新型コロナウィルスは感染拡大の途上にあるだろう、との見方が寄せられている。

したがって、仮にIOCの「新型コロナウィルスが収束していなければオリンピックは中止」という見解が生きているのであれば、東京オリンピックは無条件で中止、という流れになるだろう。

世界各国がボイコット?

日本政府の決死の努力が実って5月までに国内での感染を収束させたとしよう。しかし、それでめでたくオリンピックの中止を免れるかというと、それほど単純ではないだろう。

オリンピックでは世界各国の選手やスタッフ、そして観客たちが押し寄せるのである。「ウィルスが残っているかもしれないからオリンピックに参加したくなーい!」と判断し、ボイコットしたとしても日本としては文句は言えないだろう。

さすがに全員ボイコットでオリンピック中止、ということはないだろうが、日本の対応が変わらなければ世界各国からの信頼が得られず、かなり寂しいオリンピックになりそうだ。

政府は中止しない方針を発表

IOCのオリンピック中止発言に慌てたのか、日本政府はすぐさま緊急会議を開き、「オリンピックの中止は考えていない」ということを公式見解として発表している。

ただ、その思いは決して純粋なものではなく、「オリンピックを中止にしたら……わかってるよな?」という森元首相の顔がちらついてしまうのだが……。

そもそもオリンピックはオワコン?

オリンピックの中止論議は何も、新型コロナウィルスの流行によって起きたわけではない。オリンピック招致の段階から東京の開催には疑問が呈されていたし、開催が決まった後も中止にすべき、という声が公然と挙がっていた。

そもそも、オリンピックで国威発揚、という時代ではなく、オリンピックそのものがすでにオワコンと化しているのかもしれない。

オリンピックが中止になった事例は?過去の歴史を見る!

オリンピックが開催決定後に中止になったケースは過去にあるのだろうか。具体的な事例を通して、東京オリンピックが中止になるリアルな可能性について検証していこう。

過去に3度戦争で中止になっている

過去にオリンピックが中止になったのは、1916年・ベルリンオリンピック、1940年・東京オリンピック、1944年ロンドンオリンピックの計3回であり、いずれも戦争を理由にした中止になっている。

ここで注目したいのは、1940年である。理由は違うが、東京オリンピックは過去に中止になっているのである。

この事実を、「過去に中止になっているから今度こそ!」ととらえるのか、「過去に中止になっているから今度もその教訓に学ぼう」ととらえるのか。日本政府としての分岐点になりそうだ。

1944年以降の中止はない

過去に3度中止になっているオリンピックだが、1944年以降の中止はない。また、過去3度の中止がいずれも戦争を理由にしたものであることから、仮に今回の東京オリンピックが中止になるとしたら、感染症による初めての中止、ということになる。

東京オリンピックが中止になったらどうなる?

IOCのコメント以降、東京オリンピック中止の可能性がにわかに高まりつつある。万一にもオリンピックが中止になれば、どのような影響が表れるのだろうか。

すでにロンドンが立候補?

東京オリンピック中止に関するIOC役員のコメント発表と前後して、ロンドンの市長候補が東京オリンピック中止後の代替開催地としてロンドンが立候補する、とコメントし、話題となっている。

ただ、これもまた公式見解ではなく、あくまでもツイッターでの個人的な発言ということで、IOCによる注目度は今のところ低いようだ。

意外と何も変わらない?

オリンピックそのものがオワコン化し、あまり歓迎されなくなっている以上、東京オリンピック中止を本音では望んでいる人も多いのではないだろうか。

オリンピックが中止になれば期間中の道路の混雑は解消されるし、ライブイベントなども予定通りに行われるだろう。

オリンピックが国民の総意、という時代は、もう終わったのかもしれない。

中止ではなく延期の可能性は?

ここにきて、IOCの役員がまた新たな発言をしている。東京オリンピックは中止ではなく、延期にしたほうが良いというのだ。

確かに、1年延期されればさすがに新型コロナウィルス騒動も収束しているだろうが、その頃にはまた別の感染症が流行している可能性がある。

そもそも、インフルエンザ程度の感染症は日本でも毎年流行するものだし、南米などではエボラ出血熱など、コロナよりはるかに恐ろしくやっかいな病気が散発的に蔓延している。

オリンピックを仮に延期したところでそれで万事解決なのかというと、どうもそうではないらしい。

東京オリンピック中止は5月に決まる!最新情報をチェック!

IOC役員のコメント、全国の学校の臨時休校など、日を追うごとに事態が深刻化している新型コロナウィルス騒動。オリンピック中止の可能性はまだ何とも言えないが、IOCによって5月末というデッドラインが切られた以上、対応には予断を許さない。

オリンピックが中止になるにせよ、決行されるにせよ、感染拡大を防ぐために個人でできる対策を徹底したい。