「アナ雪2」でオラフの声はどうなった?声優陣の評価は?

2019年12月1日アナ雪2, オラフの声, ピエール瀧, 吹替, 声優, 武内駿輔, 評価

「アナ雪2」でオラフの声が変更になった理由

あらためて説明するまでもないことだが、「アナ雪」の日本語吹替版ではもともと、ピエール瀧がオラフの声を演じていた。当然、「アナ雪2」でもオラフの声をピエール瀧が続けて担当すると見られていたのだが、ピエール瀧が例の薬物報道により活動を休止することになり、「アナ雪2」のオラフの声も降板することになった。

「アナ雪2」以前のシリーズにおいて、オラフの声を演じるピエール瀧は高い評価を受けており、また、オラフの声以外でもドラマや映画などの演技、あるいは吹替で高評価を受けており、「アナ雪2」でもオラフの声はピエール瀧以外にはあり得ない、とまで言われていた。

しかしながら、ピエール瀧が薬物使用の容疑に逮捕されたことで、「アナ雪2」のオラフの声を演じられなくなり、あえなく降板という運びになった。

オラフの声以外の影響

ピエール瀧「アナ雪2」だけでなく多方面で活躍しており、オラフの声以外では星野源主演の「引っ越し大名」、「麻雀放浪記2020」が逮捕後のタイミングで公開されることになった。さまざまな協議が重ねられた結果、どちらの映画もキャストの差し替え、シーンのカットをされないまま劇場で封切りをむかえることとなった。

「アナ雪2」のオラフの声についてもピエール瀧を続投させる、との情報がちらりと流れたが、「アナ雪2」のオラフの声が子ども向けのキャラクターということもあり、結局、「アナ雪2」では別の声優がオラフの声の日本語吹替を務めることになった。

新キャラも公開!「アナ雪2」の内容と吹き替え声優情報!オラフの声はどうなる?

「アナ雪2」でオラフの声の吹替はどうなった?

ピエール瀧の電撃的な逮捕騒動によってオラフの声が一時ピンチに陥った「アナ雪2」「アナ雪2」ではオラフの声がどのように変わっているのだろうか。

日本語吹替版では武内駿輔になった

紆余曲折の末、「アナ雪2」のオラフの声(日本語吹替版)は武内駿輔氏が務めることになった。武内駿輔氏は現在人気沸騰中のイケメン声優で、オラフの声以外にも「ハイキュー!!」、「アイドルマスターシンデレラガールズ」、「文豪ストレイドッグス」など、数多くのアニメ、映画で活躍している。

武内駿輔氏にとっても、「アナ雪2」のオラフの声の吹替は予想外のオファーであったはずだが、イケメン声優ということで歌唱力は抜群であり、演技のバリエーションも幅広いことからオラフの声には適任ではないかと公開前から話題だった。

英語版はそのまま

「アナ雪2」のオラフの声の交代劇で騒然となったのは日本語吹替版だけで、英語版ではもちろんオラフの声は変わらずそのままである。

英語版「アナ雪2」でオラフの声を演じているのは、俳優のジョシュ・ギャッド。見た目も渋いダンディな俳優で、プロの声優ではないが、日本語吹替版「アナ雪2」のオラフの声とはまた違った深みのある声が楽しめるので、ぜひともチェックしていただきたい。

「アナ雪2」のオラフの声の評価は?

ピエール瀧から武内駿輔に変わったことではからずも話題となった「アナ雪2」のオラフの声だが、実際のところ今作のオラフの声はどの程度の評価を受けているのだろうか。「アナ雪2」でも主要なキャラであるオラフの声のリアルな評価について見ていこう。

ほとんど変わらないと評判

ピエール瀧のオラフの声は、軽妙さとひょうきんさが売りのキャラクターに仕上がっていた。武内駿輔にオラフの声が変わったことで「アナ雪2」全体の雰囲気が変わってしまうのではないかと危惧されていたが、オラフの声についてはどうやら杞憂に終わったようだ。

武内駿輔バージョンのオラフの声もベースとしてはピエール瀧の軽さ路線を引き継いでおり、オラフの声の良さがほぼそのままの形で残されているという評価が多いようだ。

また、「アナ雪2」ではオラフが熱唱するシーンがいくつかあり、武内駿輔の歌唱力が抜群なため、「アナ雪2」のオラフの声にも良い意味でメリハリガついたような印象がある。

イケメンボイスも最高!

「アナ雪2」では前作以上にオラフが重要な役まわりを演じているため、オラフの声優が前作にも増して重要になっているとも言える。

「アナ雪2」ではオラフの声がところどころイケメンボイスに切り替わる場面があり、その場面ではイケメン声優・武内駿輔ならではのイケメンボイスが存分に活かされ、オラフの声にもますます深みが増しているとの評価もある。

やっぱり寂しい?

「アナ雪2」でオラフの声をうまく引き継ぐことができ、違和感もほとんどないとされてはいるものの、やはり日本では「オラフの声=ピエール瀧」というイメージが定着しており、「アナ雪2」でもピエール瀧にオラフの声を演じてほしかった、という声があるのも事実である。

特に、子どもにとってオラフの声は「アナ雪2」の楽しみのひとつであり、前作も観た子どもにとってはやはりオラフの声に違和感があるのか、映画館で両親にオラフの声が変わった理由を聞き、両親のほうが戸惑う、という一幕もあるようだ。

オラフの声で聴きたい!「アナ雪2」の名言!

「アナ雪2」にももちろん、心に響く名言が散りばめられている。ここでは、オラフの声で聴きたい「アナ雪2」の名言を御紹介していこう。

「どうにもならない時だから、どうにかなることをしてるのさ」

「アナ雪2」では森の精霊たちの力により、エルサたちの住むアレンデール国が存亡の危機に陥ってしまう。「今できることは何?」。根本的な問いかけの中で発したオラフの名言である。

いかにも哲学的な名言だが、オラフの声で聴くと軽さが際立ち、オラフの声ならではのユーモラスな雰囲気が伝わってくる。

「たったひとつ変わらないもの。それは愛だ」

「アナ雪2」の中盤、アナとともにピンチに陥るオラフ。エルサの魔法の力が弱まり、普通の雪に戻っていくオラフが薄れゆく意識のなかでアナに呟く名言である。

オラフの声は普段は明るくひょうきんだが、ここぞ、という場面でシリアスなトーンになるオラフの声もそれはそれで魅力的である。

オラフの声はどうなる?「アナ雪2」の続編は?

武内駿輔バージョンのオラフの声がハマり役立ったこともあり、「アナ雪2」はひとまず興行成績的にも成功と言えそうだ。

世界的にも大ヒットとされている「アナ雪2」だが、果たして続編の予定はあるのだろうか。仮に「アナ雪2」の続編がすでに決まっている場合、オラフの声の吹替はどうなるのだろうか。

「アナ雪2」ファンなら気になる続編情報とオラフの声の予想について見ていきたい。

最初から続編の予定があった

「アナ雪」のプロデューサーおよび脚本家によると、「アナ雪」は最初から2部作の予定だったようだ。つまり、前作の構想を練っている段階から「アナ雪2」の制作は既定路線だったということだ。

前作であえてアナをメインにし、エルサの生い立ちについてあまり深く描かなかったのは、「アナ雪2」への布石だったのだろう。

ただ、プロデューサーにしても、「アナ雪2」でオラフの声の吹替が交代することは想定外だったのだろうが。

「アナ雪2」で完結している?

「アナ雪2」」ではエルサの生い立ちにスポットがあてられ、エルサ自身が声の導きにしたがって未知の世界へ足を踏み入れ、なぜ特別な能力が与えられたのか、という疑問に立ち向かっていく、というストーリーになっている。

「アナ雪2」では前作で散りばめられた伏線がきれいに回収されており、ストーリーがしっかりと完結していることから、「アナ雪2」の続編の可能性は今のところ低いといえるだろう。

しかし個人的には、「アナ雪2」の続編でのオラフの声が早くも気になってはいるのだが。順当にいけば武内駿輔の続投だろうか?

オラフの声も話題!「アナ雪2」を劇場でチェック!

劇場公開から1週間にもかかわらず、早くも世界的ヒットの兆しを見せている「アナ雪2」。オラフの声の吹替が急きょ交代になったことでも話題となったが、新しいオラフの声も概ね好評のようだ。

まだ新しいオラフの声を確かめていないという方はぜひ、劇場で「アナ雪2」を御覧になり、武内駿輔バージョンのオラフの声をチェックしていただきたい。