バリバラでも話題!トゥレット症候群(チック)の芸能人と特徴!分類も解説!原因や治療法はあるの?

トゥレット症候群, バリバラ

バリバラでも特集!芸能人にも多いトゥレット症候群(チック)の特徴と分類を解説!

NHK『バリバラ』で特集されたことで話題となったトゥレット症候群(チック)。チックなどを主症状とするトゥレット症候群(チック)の分類とおもな特徴について見ていこう。

運動チック

トゥレット症候群(チック)の最も典型的な特徴。筋肉の一部が軽く痙攣したかのようにピクリと動くのがわかりやすいパターン。どの部位の筋肉が動くかは人によって異なり、まばたきが多くなる程度の軽いものから、腕や肩が突然激しく動くなどの重い例もある。運動チックは完全なる不随意運動であり、本人の意志でコントロールすることはできない。

音声チック

運動チックの不随意運動が喉の筋肉で起きると、自分の意志に反して突然「ファッ!」などの音声を発する音声チックとして表れる。

音声チックのうち、性的なボキャブラリーやタブーとされている言葉を発してしまうものを汚言チックといい、単純音声チックとは区別される。

単純音声チックであれ汚言チックであれ、会話とは何ら脈絡のないかたちで音声が発せられるため周囲は戸惑う場合が多く、特に汚言チックの場合は理解が得られないケースもある。

反響チック

運動チックの分類のひとつに反響チックがある。運動チックの人は少なからず特有のクセをもっているが、反響チックの傾向がある人は近くにいる人の特徴的なクセを自分のクセとして取り入れ、反復してしまう、という特性がある。

複合チック

トゥレット症候群(チック)とはつまり、複数のパターンのチックが組み合わさった状態である。チックが単発で表れることのほうがむしろ少なく、ほとんどのケースでは運動チックと音声チック、音声チックと反響チック、というようにいくつかのチック症状が複合して表出する。

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特徴は?トゥレット症候群(チック)に原因や治療法はあるの?

トゥレット症候群(チック)は基本的に先天性のものであり、原因や治療法は今のところ特定されていない。チック症状は本人の意思ではないため、両親や教師が子供のうちにあまり厳しく注意し、やめさせようとするとそのことがかえってストレスとなり、症状をさらに悪化させてしまうこともある。

後天性のトゥレット症候群(チック)も確認されており、この場合は心理的要因や生活環境が深くかかわっていると言われている。

転勤や結婚などで環境が急激に変わった、責任ある地位に就いて急に忙しくなった、大切な人を亡くした、など、耐えがたいストレスが一気に降りかかった場合にチック症状が起きやすくなると考えられている。後天性チックの場合は一時的に休養を取り、ストレスを軽減することによって症状を緩和することができるとされている。

特徴もそれぞれ!トゥレット症候群(チック)の芸能人

芸能人にも多いとされているトゥレット症候群(チック)トゥレット症候群(チック)の芸能人について具体的に見ていこう。

ビートたけし

日本一多くものまねされている大御所芸人のひとりとも言えるビートたけし。ものまねの定番でもある肩や首を動かす仕草はトゥレット症候群(チック)特有の動きであり、典型的な運動チックであると考えられる。

バイク事故の後遺症という説もあるが、若い頃の「オールナイトニッポン」内でも度々、鼻をすすりあげるような音声が入っていたことから、やはり後遺症ではなく先天性のトゥレット症候群(チック)であると見たほうが良さそうだ。

余談だが、伝説のギャグ「コマネチ!」はチックの動きをごまかすために編み出された、というエピソードもある。

石原慎太郎

未だに東京都知事のイメージが強い石原慎太郎。都知事としての定例会見では、頻繁に繰り返されるまばたきが印象的であった。

頻繁なまばたきもまた運動チックの典型的な特徴であり、石原氏もトゥレット症候群(チック)ではないかと言われている。

ぼんちおさむ(ザ・ぼんち)

ツービートとともに漫才ブームを牽引したザ・ぼんちのボケであるぼんちおさむ。ザ・ぼんちの代名詞であるギャグ「おさむちゃんでぇーす!」はもともと、ぼんちおさむの音声チックのひとつだったらしい。

反響チックをもっているぼんちおさむ。ベテランとなった現在でもその傾向はおさまらず、飲みの席で一緒になった若手芸人のギャグやクセを片っ端からコピーしてしまうため、誤解されることも多いとのこと。

現在でも第一線で漫才の舞台に立ちつづけているザ・ぼんちだが、最近では「おさむちゃんでぇーす!」を言わなければと過剰に意識するあまり、ねたの最後まで言えずに終わることも多いようだ。

芸能人に多いトゥレット症候群(チック)の特徴と分類を理解して正しく対処

トゥレット症候群(チック)は決して深刻な病気ではなく、症状をもちながらも高く評価されている芸能人も多い。一般レベルでもトゥレット症候群(チック)の特徴と分類を理解し、正しく自然に対応しよう。

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