映画『ジョーカー』公開記念!歴代ジョーカー役まとめ!いちばん怖いのは誰?
歴代ジョーカーまとめ!最新映画『ジョーカー』もやっぱり怖い?
アメコミ時代から脈々と描きつがれ、実写映画でも主要キャラとなっているジョーカー。バットマンの永遠のライバルであるジョーカーにスポットをあてた最新映画『ジョーカー』が2019年10月4日に全国の劇場で公開される。
最新作となる映画『ジョーカー』はDCコミックスの系譜を継ぐ1本でありながら、いわゆる純粋なアクション作品とはなっておらず、ジョーカーを主役にしたスピンオフのような仕上がりになっている。
2017年に公開された映画『スーサイド・スクワッド』以来2年ぶりとなる劇場版ではジョーカーをホアキン・フェニックスが演じており、その他にベテラン俳優のロバート・デ・ニーロらが脇を固める。
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最新映画『ジョーカー』にみる歴代ジョーカーとの違いをまとめてみた
『バットマン』シリーズのジョーカーは、1940年から60年代にかけて放送されたアニメ版をのぞき、人を殺すことに快楽を見出すサイコパスとして描かれている。
最新作となる映画『ジョーカー』でもこの路線は変わらないものの、歴代シリーズとは若干異なり、「ジョーカーがジョーカーになる前」にポイントが置かれているため、歴代シリーズよりも「切ない」という要素が強調されている。
ジョーカーの生身の人間としての内面に焦点があてられているという点では、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』の系譜に近いと言えるかもしれない。
ただ、『ダークナイト』のジョーカーが少年期のトラウマによって殺人鬼へと変貌するのに対し、『ジョーカー』の主役となるアーサー・フレックはごく平凡な家庭で育ち、善良な母親のもとで成長している。
また、ジョーカーになるプロセスもこれまでの歴代シリーズではいかにも悪の道に転落する、というかたちで描かれるのに対し、『ジョーカー』のアーサー・フレックはぎりぎりまで人間としての良心を保とうと努力しながら、見えない圧力と暴力に屈するようにしてジョーカーへと変貌していく。
どちらがより怖いかと言えばそれぞれの価値観や趣味趣向によって評価が分かれるだろうが、ジョーカーを等身大の男として描いている分、最新作のほうがよりリアリティが感じられるのではないだろうか。
最新作を見る前にチェック!歴代ジョーカー役まとめ
アメコミから始まり、歴代シリーズでも錚々たる名優たちによって演じられてきたジョーカー。初期『バットマン』の時代から最新映画『ジョーカー』まで、ジョーカーを演じた歴代名優たちをまとめてみた。
『バットマン(1989年)』
『バットマン』シリーズの黎明期。ジャック・ニコルソンがジョーカーを演じる。
本作のジョーカーは犯罪組織の幹部であり、当局の罠によって銃撃戦に敗れ、化学薬品によって皮膚がただれた挙句ジョーカーとして姿を変えてしまう。
ジャック・ニコルソン版のジョーカーでは暴力的な側面がより強調されており、頭脳戦も得意だが肉弾戦でも銃撃戦でもバットマンと渡り合える怖いキャラクターとして演じている。
『ダークナイト(2006年)』
ジョーカーの生い立ちにもスポットがあてられた作品。ヒース・レジャーがジョーカーを演じている。
本作のジョーカーは完全なるサイコパスとして描かれ、幼少期に父親から目の前で母親を殺され、刃物を突き立てられて「笑え」と無理やり笑わせられたことからトラウマを負い、殺人を唯一の快楽とするサイコパスへと成長した。
『スーサイド・スクワッド』
2017年公開の映画。現時点ではジョーカーシリーズの最新作となる。本作ではジャレット・レドがジョーカーを演じるが、ストーリーの主役はあくまでもジョーカーの恋人のハーレクインであり、生身の精神科医だった彼女がジョーカーという巨悪に出逢い、ハーレクインになるまでのプロセスが丁寧に描かれている。
ハーレクインの無邪気さが強調されているため、怖いというよりもアクション要素の強い娯楽作品のようなテイストに仕上がっている。
歴代シリーズまとめ!最新映画『ジョーカー』の切ないストーリーに注目!
いよいよ劇場公開が目前となった映画『ジョーカー』。歴代シリーズとは異なり、「ジョーカー誕生前夜」にスポットをあてた作品となっているので、「怖いジョーカーはちょっと……」という方にも見やすい内容になっているのではないだろうか。
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