ネタバレあり!映画『帰ってきたヒトラー』のあらすじと見どころ!感想も!

ライター:Ren

1945年に自殺したはずだったヒトラーですが、その直前に2011年のドイツにタイムスリップしてきます。その優れた知能から自身のタイムスリップと、知らない間の歴史を理解し、再び野望のために動き出します。

映画『帰ってきたヒトラー』のあらすじまとめ!

ヒトラーが現代によみがえり、モノマネ芸人として大スターになるというドイツのベストセラー小説を映画化。服装も顔もヒトラーにそっくりの男がリストラされたテレビマンによって見出され、テレビに出演させられるハメになった。男は戸惑いながらも、カメラの前で堂々と過激な演説を繰り出し、視聴者はその演説に度肝を抜かれる。かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸として人々に認知された男は、モノマネ芸人として人気を博していくが、男の正体は1945年から21世紀にタイムスリップしたヒトラー本人だった。ヒトラー役を演じるのは、舞台俳優オリバー・マスッチ。

引用元:映画.com

映画『帰ってきたヒトラー』のネタバレと評価!

2014年、突然ベルリンに蘇ったヒトラーは、疲労で倒れ込んだところをキオスクの主人に助けられます。前後不覚のヒトラーは、そのままキオスクに住み着き、主人にその見た目や言動を面白がられ、ネタだと思われるのでした。

同じ頃、テレビ会社「My TV」をクビになった「ザヴァツキ」は、以前撮影した映像にヒトラーそっくりの男が映り込んでいるのを発見し、このネタを使ってテレビ会社に復職しようと考えます。キオスクの主人からヒトラーを引き取り、自主動画を撮影するためヒトラーと共にドイツ中の旅を始めます。犬を躊躇なく撃ち殺してしまうなど、その思想と現代に不慣れなヒトラーは様々うまくいかないこともありますが、何とか動画を撮り進めていきます。

その後ザヴァツキは撮影した動画を手土産にテレビ会社に復職を果たし、ヒトラーはトーク番組「クラス・アルター」へのゲスト出演が決定した。ヒトラーの政治トークは視聴者の人気を集め、たまに発するズれた発言もネタと思われ、何より本人を演じているため演技力も買われ、人気者となっていきます。

しかし、ドイツ人にとってタブーである「ヒトラーネタ」で視聴率を集める局長のベリーニに反発するスタッフが現れ始め、中でも局長の地位を狙う副局長の「ゼンゼンブリンク」はベリーニを失脚させるため、ヒトラーのスキャンダルを探しています。ゼンゼンブリンクはヒトラーがザヴァツキとの旅の途中で犬を射殺していたことを知り、それを作為にトーク番組で公開させてしまいます。視聴者からの批判を受けたヒトラーは番組を降板させられ、彼を重用したベリーニもテレビ会社をクビになってしまいます。

ザヴァツキの家に居候することになったヒトラーは、自身の復活談を描いた『帰ってきたヒトラー』を書き上げ、出版します。『帰ってきたヒトラー』はベストセラーとなり、ザヴァツキとベリーニは映画化を企画するのでした。一方、ヒトラーが降板した「クラス・アルター」は視聴率が低迷し打ち切りが決まり、新局長となったゼンゼンブリンクは番組を立て直すため身勝手ながらも映画製作への協力を申し出ます。

映画製作が進む中、監督となったザヴァツキは恋人の「クレマイヤー」の家にヒトラーと共に招待されますが、ユダヤ人であるクレマイヤーの祖母がヒトラーを拒絶すします。クレマイヤーがユダヤ人だと知った時のヒトラーの反応を見たザヴァツキは疑念を抱き、当初彼を発見した動画を見返します。そしてヒトラーが最初に現れた場所がなんと総統地下壕跡地だったことに気付き、また出現の瞬間も煙とともに唐突に表れていて、ヒトラーがモノマネ芸人ではなく本物の「アドルフ・ヒトラー」だと確信します。ザヴァツキはベリーニに真実を伝えるが相手にされず、取り乱した様子から「精神を病んだ」と判断されたザヴァツキは精神病棟に隔離されてしまうのでした。

映画がクランクアップした頃、ヒトラーは自身を支持する若者を集めて新しい親衛隊を組織するなどし、再び野望の実現のために動き出します。

映画『帰ってきたヒトラー』の見どころは?

現代にヒトラーというギャップ

彼は本物のヒトラーですが、もちろん周りはそんなことを1%も考えません。若者は彼をスマホでとり、あるいは一緒に映り、大衆は彼の人気と演技力を支持します。メリーゴーランドに乗るヒトラーや、パソコンをいじるヒトラーなど、現代の技術に触れるヒトラーにクスッとさせられます。

笑えない社会的メッセージ

そのようにコメディ的な面をふんだんに含みつつも、その内容は笑っていられません。サヴァツキとドイツを旅した際、彼は人々に政治や経済などの現状や生の意見を聞き周ります。また、当時は物まね芸人と思っていた彼が、気づけば本を出版、親衛隊の結成と、その大衆人気は大きな影響力を持っています。人々は何も気づかず、あるいは気づいていてもあの「ヒトラーを支持する」という状態にまたしても陥り、最悪の歴史を繰り返そうというラストで終わります。ドイツ国内でヒトラーというタブーを扱い、異常なくらい政治的な批判や意見が盛り込まれている怖くもある映画です。

映画『帰ってきたヒトラー』の全体の感想

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Posted by media-freak