ネタバレあり!映画『時をかける少女』のあらすじと見どころ!感想も!
ライター:Ren
原作の物語から20年後が舞台であり、次世代の登場人物がストーリーを繰り広げます。偶然から過去へ行く能力を手に入れた主人公が、よりよい未来を手に入れるために騒動を起こしていきます。
映画『時をかける少女』のあらすじまとめ!
これまで何度もテレビドラマや映画で映像化されてきた筒井康隆の名作小説を初アニメ化。ひょんなことから過去へ行くことの出来る力を手に入れた真琴が、過去を変えてしまったために巻き起こる騒動を描く。監督は「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」の細田守。キャラクターデザインを「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が手がける。真琴の叔母、和子の声を演じるのは、声優初挑戦となる原沙知絵。
引用元:映画.com
映画『時をかける少女』のネタバレと評価!
東京の高校に通う2年生の「紺野真琴」は、医学部志望の「津田功介」、春に転校してきた「間宮千昭」という二人の同級生と親しくつきあっています。ある日、真琴は偶然立ち入った密室の理科準備室で不審な人影を目撃し、その人物を追おうとしますが、なぜか真琴は転倒して不思議な空間に入る体験をします。
気がついたときには誰も室内におらず、不思議に思う真琴。千昭と功介にそれを話すが、千昭には笑われ功介には「頭は大丈夫か」と言われてしまうのでした。
二人と別れて下校中、真琴の乗る自転車のブレーキが下り坂で故障。そのまま電車の接近する踏切に突入し、死を覚悟し、いろいろな思いが脳裏に浮かびます。しかし意識がもどってみると真琴は坂道の途中で、少し前の時間をもう一度繰り返しているのでした。叔母の「芳山和子」にその体験を話すと、それは「タイムリープ」といい、真琴の年頃の少女には「よくあること」と返答されます。納得できない真琴でしたが、自らの意思で過去へのタイムリープを試みると、なんと成功してしまいます。そしてこれをうまく使えば最強だと感じた真琴は、タイムリープを使って抜き打ちテストでよい成績を収めたり、家庭科の調理実習で被ったトラブルの対象を同級生に変えたり、カラオケを何時間も続けたりするなど、存分に能力を自分のために満喫していくのでした。
そんな中、和子からは「真琴がいい目を見ている分、悪い目を見ている人がいるのでは」と言われてしまいます。ある日、功介がクラブの後輩「藤谷果穂」から告白されたことをきっかけに、真琴は千昭から交際を持ちかけられる。真琴はこれを嫌がってタイムリープを使って「なかったこと」にし、千昭を避けるようになります。和子からは「千昭くんが可哀想」と指摘されますが、真琴はそんなふうに考えたことがなかったためどうしたらよいか分かりません。
それからというもの、タイムリープで誰かを助けようとすると、親友がケガしてしまったり、うまくいかないことが増えます。また、功介の恋をうまくいくようにタイムリープを使いまくりますが、ブレーキの故障した自転車を使われてしまうことも。
ある時、千昭から電話がかってきて、次のセリフを言われるところから物語は急展開を迎えます。「真琴、おまえタイムリープしているだろう」
映画『時をかける少女』の見どころは?
恋愛映画にとどまらない、深い設定
映画の中からは、はっきりとではありませんが千昭の住む未来の世界がぼんやりと示唆されていたり、またループ設定も細かく設定されています。原作の良さであるSFの面も失われておらず、何回も見て確かめることで見えてくることも多いような深い作品です。
時を超えた青春
千昭が未来に帰ってしまう、あの最後のシーンが特に印象的です。もう二度と会えないかもしれない相手にとの別れのシーンに胸が締め付けられます。最後のセリフにも意味深なものがあり、さまざまな考察があります。
映画『時をかける少女』の全体の感想
何回も甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれる映画です。一度見ただけでは理解しきれない良さがあり、設定や世界観の深さを感じます。原作を読むとより深く楽しむことができます。
作品タイトル | 時をかける少女 | |
制作年 | 2006年 | |
劇場公開 | 2006年7月15日 | |
制作国 | 日本 | |
監督 | 細田守 | |
製作 | 角川歴彦 | |
原作 | 筒井康隆 | |
キャスト | 仲里依紗 | 紺野真琴 |
石田卓也 | 間宮千昭 | |
板倉光隆 | 津田巧介 | |
原沙知絵 | 芳山和子 | |
谷村美月 | 藤谷果穂 | |
関戸優希 | 紺野美雪 |
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