ネタバレあり!映画『バースデーワンダーランド』のあらすじと見どころ!感想も!
ライター:立石芳樹
劇場公開されたばかりの映画『バースデーワンダーランド』を劇場で鑑賞してきました!『クレヨンしんちゃん』の劇場版でも定評のある原恵一監督がメガホンを取り、人気女優の松岡茉優、杏が声優を務めたことでも話題になりました。
映画『バースデーワンダーランド』のあらすじまとめ!
「百日紅 Miss HOKUSAI」「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督が、柏葉幸子の名作児童文学「地下室からのふしぎな旅」をイマジネーション豊かに映像化したアニメーション映画。誕生日の前日、自分に自信がない小学生の少女アカネの前に、謎めいた大錬金術師ヒポクラテスとその弟子ピポが現れる。自分たちの世界を救ってほしいと必死で訴える2人に無理やり連れて行かれたのは、骨董屋の地下室の扉から繋がるワンダーランドだった。不思議な動物や人が住むそのカラフルな世界は、色が消えてしまう危機に陥っていた。ワンダーランドを守る救世主にされてしまったアカネは大冒険を繰り広げ、やがて人生を変える決断を迫られる。キャラクター/ビジュアルアーティストは、ロシア出身の新進気鋭イラストレーター、イリヤ・クブシノブ。主人公アカネの声は、原監督の実写作品「はじまりのみち」にも出演した松岡茉優が演じる。
引用元:映画.com
映画『バースデーワンダーランド』の見どころは?
映画『バースデーワンダーランド』の見どころ情報です!
RPGのような世界観!
小学生の女の子のたった1日の大冒険を描いたファンタジー『バースデーワンダーランド』は、原恵一監督らしい壮大なグラフィックによって広大な世界観が描かれています。
ストーリーのテンポの良さも心地良く、主人公のアカネがファンタジー世界を救うために次々と目的を達成していくあたりはまるで、「ゼルダの伝説」の世界に迷い込んだかのようでした。
キャラクターたちも魅力的。思春期の入り口にさしかかるアカネはもちろん、アカネに大人の世界をそれとなく伝えようとするチィ、そして、アカネを壮大な冒険に誘い込むことになる賢者・ヒポクラテスと、ファンタジーを彩る登場人物もひとり残らず個性的。
ファンタジー世界でアカネたちを追い詰めることになるザングたちもたんなるヒールではなく、きちんとした過去や背景を持ったキャラクターとして描かれており、アカネによってザングがもとの王子の姿に戻るシーンも感動的でした。
声優陣の評判は?
映画『バースデーワンダーランド』では、松岡茉優、杏、市村正親といった人気俳優が西友を務めています。
松岡茉優さんの伸びやかでどこかアンニュイな声は思春期の小学生の女の子役にぴったりで、ユーモアも抜群でした。
杏さんの落ち着いた美声にはやっぱり大人の色気があって、アカネにはない妙齢の女性の余裕を上手に表現していました。
市村正親さんもベテランらしくさすかの貫禄で、気難しくもどこかお茶目なところもある賢者・ヒポクラテスというキャラクターをユーモラスに演じていました。
映画としての面白さは?
少女のファンタジックな冒険活劇を等身大の目線で描いた映画『バースデーワンダーランド』は、クレヨンしんちゃんシリーズの原恵一監督がメガホンを取ったことでも話題となりました。
ただ、全体の印象は……というと、「ちょっと詰め込みすぎたかな?」という気がします。ネコの裁判シーンやハエに変身させられてしまったヒポクラテスの小言シーンなど、クスリと笑えるシーンも随所にさしはさまれているのですが、メインストーリーには最後までつながらず、エピソードがどことなく羅列的に思えてしまうのです。
上映時間も100分弱と比較的コンパクトですから、もう少しメインストーリーにポイントを絞ってもよかったのかな、というのが個人的な感想ではあります。
映画『バースデーワンダーランド』の全体の感想
クレヨンしんちゃんシリーズを手がけ、松岡茉優、杏などの実力派俳優が西友を務めた映画『バースデーワンダーランド』。思春期の頃しか味わえない甘酸っぱい歯がゆさともどかしさが等身大の目線で表現されていますので、ぜひとも御家族そろって御覧ください!
作品タイトル | 「バースデーワンダーランド」 | |
制作年 | 2019年 | |
劇場公開 | 2019年4月26日 | |
制作国 | 日本 | |
監督 | 原恵一 | |
脚本 | 丸尾みほ | |
原作 | 柏葉幸子『地下室からのふしぎな旅』 | |
キャスト | アカネ | 松岡茉優 |
チィ | 杏 | |
ミドリ | 麻生久美子 | |
ピポ | 東山奈央 | |
ザン・グ | 藤原啓治 | |
ドロボ | 矢島晶子 | |
ヒポクラテス | 市村正親 |
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