ネタバレあり!映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のあらすじと見どころ!感想も!

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ライター:Ren

ローワン・アトキンソン演じるミステリアスなキャラクター「Mr.ビーン」が、今回はフランスで大暴れします。テレビの時から、ほとんどの場合において声は出さず、アトキンソンの表情や動作のみで笑いを誘う、「ヴィジュアル・コメディ」のスタイルです。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のあらすじまとめ!

ローワン・アトキンソン扮する人気キャラクター“Mr.ビーン”が10年ぶりにスクリーンに復活。イギリスからフランスへと飛び出したビーンが、映画祭真っ只中のカンヌで大騒動を繰り広げる。くじ引きで南仏1週間の旅を当てたビーンは列車に乗り込みカンヌを目指すが、いつものごとくトラブルが続出。偶然出会ったロシア人映画監督を駅のホームに置き去りにしてしまい、列車内に取り残された息子ステパンと一緒に行動することに。

引用元:映画.com

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のネタバレと評価!

地元ロンドンの教会のくじ引きで、フランス・カンヌのビーチへの旅行とビデオカメラを当てた「Mr.ビーン」。あてたカメラと一緒にはしゃぐ便は、さっそくフランスの駅の列車の前で男に撮影を手伝ってもらっています。しかし、撮影にこだわるビーンのせいで時間がかかり、発射ぎりぎりでビーンだけが列車に乗れるのでした。乗り損ねた男は何やら必死に走っており、見れば列車内には既に男の息子である「ステファン」が乗車しているのでした。自分のせいで父親とはぐれてしまったステファンを笑わせようとしますが、それもうまくいきません。

ステファンは次の駅で降り父親の列車を待とうとします。そこに怪しい人物が近づいており、心配になったビーンは列車から出て男を追い払い、ほっと一安心。車内に戻りますが、ステファンの手にはビーンのカメラが握られており、取り返そうとまた列車から降ります。するとそこでビーンの荷物を載せたまま列車は出発してしまうのでした。

ステファンの父で、カンヌ国際映画祭で審査員も務める映画監督、「エミール」が乗った急行はビーンとステパンのいる駅を通過してしまいます。しかしその時エミールは「カンヌ」と下二ケタの隠れた電話番号が書かれた紙を掲げており、それを頼りに連絡を取ろうとします。下二桁をすべてのパターンで試そうと電話をかけまくりますが目当ての番号に行きつかず、ビーンは切符と金まで紛失します。次の駅でつまみ出されてしまい、さらに電話の小銭をくすねようとしたために駅からも追い出されてしまいます。

道端でダンスを披露するなどして、けっこうなお金を稼いだビーンとステファンはバスでカンヌに向かおうとしますが、ビーンはまたバスの切符を紛失します。宙に舞う切符を追いかけ、あげく鳥の足に張りつき、それを追っているうちにステファンと離れてしまいます。ビーンはヒッチハイクでカンヌを目指そうとしますがことごとく失敗し、歩いた果てについた村で一夜を過ごします。

その村でビーンはあるCMの撮影に巻き込まれます。そのCMに出演していた女優「サビーヌ」が乗っている車が、偶然にも自身の愛車であるミニとカラーやタイヤまで全く同じであることに感激し、さらにサビーヌが出演している映画の上映を見る為カンヌに向かうと聞いて乗せてもらうことになります。道中の給油所でビーンを探していたステファンとも再会でき合流することができました。

ようやくカンヌについた一行でしたが、ビーンはステファン誘拐犯として手配されており、警察の検問が行われているのでした。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の見どころは?

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の見どころです!

アトキンソンの表現力

今回の映画でも、アトキンソン演じるビーンはほとんど言葉を発しません。しかし、そのころころ変わる表情を見るだけで感情を読み取ることができ、あるいは言葉以上に伝わってくるものがあります。また、動きも手の先に至るまですべてが行き届いており、ビーンの「ミステリアス」差が強調されます。アトキンソンが普段もこういう人なんじゃないかと疑ってしまうくらい、自然なミステリアスさです。

迷惑行為なのに笑ってしまう、コメディとしての完成度

ビーンが巻き起こす出来事やいたずらは、非常識なことであり、犯罪的なものもあるのですが、めちゃめちゃ笑えてしまいます。くだらないことをやるにしても、一切アドリブのない考え抜かれた計画と、アトキンソンの洗練された演技とが掛け合わされ、突き詰められたくだらなさを感じます。 次々起こるハプニングと、定期的に来る笑いのポイントに、純粋に元気をもらうことができます。

作品タイトル Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
制作年 2007年
劇場公開 2008年1月19日
制作国 イギリス
監督 スティーブ・ベンデラック
製作 ピーター・ベネット=ジョーンズ
キャスト ビーン ローワン・アトキンソン
サビーヌ エマ・ドュ・コーヌ
ステバン マックス・ボルドリー
カーソン・グレイ ウィレム・デフォー
エミル カレル・ローデン