ネタバレあり！映画『ゴッドファーザー』のあらすじと見どころ！感想も！
ライター：Ren
アメリカのマフィアを描いた、マリオ・プーゾのベストセラー小説を映画化した作品で、ファミリードラマとなっています。イタリアからアメリカに移住した、「ビトー・コルレオーネ」一族を中心に巻き起こる壮大なストーリーが描かれています。
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映画『ゴッドファーザー』のあらすじまとめ！
アメリカのマフィアの内幕を描いたマリオ・プーゾのベストセラー小説を、当時32歳のフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化した壮大なファミリードラマ。イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたビトー・コルレオーネ一族の跡目相続や、世代交代を謀る周囲のマフィアとの間に起こる抗争が重厚なタッチで綴られる。主演はマーロン・ブランドとアル・パチーノ。72年度のアカデミー賞では作品賞を含む3部門を受賞した。日本でも1972年に劇場公開。2004年6月にデジタルリマスター版でリバイバル上映されている。
引用元：映画.com
映画『ゴッドファーザー』のネタバレと評価！
時代は第二次世界大戦が終わった１９４５年。コルレオーネ家の豪邸は、ニューヨーク郊外の高級住宅街の中に建っています。一家の主人はイタリア系アメリカ人「ドン・コルレオーネ」。そして屋敷では、ドンの娘である「コニー」の結婚式の宴会が行われているのでした。
敷地外には高級車が立ち並び、広い敷地内では老若男女が歌い合ったり踊ったりしています。
一方屋敷内のある一室では、何やら物騒な相談がドンに持ち掛けられています。訪問者は葬儀屋の「アメリゴ」で、ドンに娘の名付け親にもなってもらっていたのでした。彼は、死んだ娘の敵を討ってもらうため、復讐を依頼しますが、ドンは自分は殺し屋ではないと説明し、さらに長年自分から離れていたことを非難します。これに対し正直に語り、かつ心を痛めている様子であるアメリゴを寛大にも受け入れ、この依頼を引き受けることを誓うのでした。
場面が変わり式の宴会では、軍服をまとった三男「マイケル」が恋人「ケイ」を連れて久しぶりに帰宅します。ケイは初めてのドン邸訪問であったので、長男の「ソニー」、次男の「フレド」、血はつながっていないが家族同然の弁護士「トム」などを紹介されます。また、宴会に突如人気歌手の「ジョニー」が現れ、ケイは驚きます。マイケルに話を聞くと、この歌手はかつてドンに非合法な手段によって手助けしてもらった過去があるのでした。ソニーやフレドは組織の幹部であり、トムも組織の顧問として関係していることも知らされます。
ケイは驚きの連続ですが、マイケル自身は組織とは無縁であることを告げます。ドンもまた、マイケルが堅気の生活を送ることを望んでいるのでした。
時は経ち、二人は雪の降るマンハッタンをデートしています。スタンドで売られている新聞を見たマイケルは、ドンが襲撃され重傷を負ったということを知り驚愕します。これを機に、栄華を誇るコルレオーネファミリーの運命が動いていきます。
映画『ゴッドファーザー』の見どころは？
映画『ゴッドファーザー』の見どころについて詳しく見ていきましょう。
マフィア映画の最高峰
これまであまりイメージの湧かなかったマフィアを、世界に広く確立させたといえる映画です。ほかの映画やドラマ、ゲームなどでこの作品がパロデイにされることも多いなど、知名度や影響度が非常に大きいです。また、続編である「ゴッドファーザー PART Ⅱ」もアカデミー賞で作品賞を受賞しており、今現在でも二作続けてアカデミー作品賞を獲得した唯一の作品でもあります。加えて、映画評論家が選ぶランキングでも必ずと言っていいほど名前が挙がるのもこの作品のすごいところです。
男も惚れる、ドンのかっこよさ
マフィアやヤクザなど、大量の資金を得たいと思ったときに真っ先に出てくるのは麻薬であると思います。しかし大規模になるほど、金になる一方で破滅していく人が増えていきます。そしてコルレオーネファミリーのドンは、麻薬取引を嫌います。また自分を頼ってくる人には寛大さや忠実な友情を見せ、また人に信頼され愛されていました。裏の世界の住人であるのが分かっていながらもかっこいいと思ってしまう人柄に魅了されます。
登場人物の個性が際立つ
この作品は、全ての登場人物のキャラ設定が非常に強く感じられます。上記のようなドンの人柄はもちろんそうですが、例えばファミリーの三兄弟もそれぞれ三者三様です。ソニーの気性は荒いが家族思いな感じや、マイケルがファミリーを守ると決意し組織に飛び込んでいく様子など、彼らの表現力が光ります。
映画『ゴッドファーザー』の全体の感想
さまざまな偉業を残し、世界に絶大な影響力を及ぼしている作品なだけあり、見終わったときは「まさに傑作」という思いがあふれてきました。マフィアという裏の世界を描いた映画でありながら登場人物からは気品が感じられ、スマートさもあり、とにかく面白いです。人生のなかで一度は触れてほしい作品です。
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| 作品タイトル | ゴッドファーザー | |
| 制作年 | 1972年 | |
| 劇場公開 | 1972年7月15日 | |
| 制作国 | アメリカ | |
| 監督 | フランシス・フォード・コッポラ | |
| 製作 | アルバート・S・ラディ | |
| 原作 | マリオ・プーゾ | |
| キャスト | ドン・ビトー・コルレオーネ | マーロン・ブランド |
| マイケル・コルレオーネ | アル・パチーノ | |
| ソニー・コルレオーネ | ジェームズ・カーン | |
| トム・ヘイゲン | ロバート・デュバル | |
| ケイ・アダムス | ダイアン・キートン | |
| クレメンザ | リチャード・カステラ―ノ | |