ネタバレあり！映画『オブリビオン』のあらすじと見どころ！感想も！

2019年4月4日SF, アンドレア・ライズボロー, オルガ・キュリレンコ, トム・クルーズ, メリッサ・レオ, モーガン・フリーマン, 洋画, 超大作

ライター：Ren

時は２０７７年。主演は「ミッションインポッシブル」シリーズなど数々の映画で活躍するトム・クルーズが演じます。エイリアンの襲撃で壊滅状態の地球を監視するミッションを負っていた男が、謎めいた人物との遭遇によって運命が変わっていくストーリー。

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映画『オブリビオン』のあらすじまとめ！

トム・クルーズ主演、「トロン：レガシー」のジョセフ・コジンスキー監督によるSFアクション。スカヴと呼ばれるエイリアンの攻撃により地球が壊滅し、生き残った人類は遠い惑星へと移住を余儀なくされる。最後まで地球に残り監視任務に就いていたジャック・ハーパーは、ある日、墜落した謎の宇宙船の中で眠っている美女を発見。彼女を保護したジャックだったが、そこへ現れたビーチと名乗る男に捕らわれてしまう。ビーチはジャックに驚くべき真実を告げ、そのことからジャックと地球の運命が大きく動き始める。脚本に「ディパーテッド」のウィリアム・モナハンや、新「スター・ウォーズ」も手がけるマイケル・アーントらが参加。共演にオルガ・キュリレンコ、モーガン・フリーマン。

引用元：映画.com

映画『オブリビオン』のネタバレと評価！

舞台は未来の地球で、西暦２０７７年です。６０年前のエイリアン「スガヴ」による侵略によって、地球は荒廃してしまっています。また、それによって人類の大半は土星の衛星であるタイタンへと移住していたのでした。そのような状況下、コードネーム“Tech49”「ジャック・ハーパー」は、パートナーの「ヴィクトリア・オルセン」とたった二人地球に残り、スガウの残党の始末など地球を監視する任務を担当しているのでした。

ある日、ジャックは地上をパトロール中に墜落した宇宙船を発見します。その残骸から、ジャックの夢にたびたび現れる謎の女性「ジュリア・ルサコーヴァ」を救出します。目覚めた彼女は、なぜか会ったことがないはずであるジャックの名前を口にします。一方ジャックも断片的な記憶の中に彼女を見ますが、突然スガウに捕らえられてしまい彼らの基地に連行されてしまいます。連行された先でスガヴと言われる生物が仮面を外してみると中身はなぜか人間であり、その男は「マルコム・ビーチ」と名乗ります。そして彼によって「スガヴがエイリアンではなく人類の生き残りであること」「タイタンには移住した人間などいないこと」「移住前の一時的な避難場所であるといわれてきた“テット”という物体こそが人類の敵であること」など、信じがたいような事実が告げられていきます。

その後、“汚染地区“と呼ばれ立ち入りが絶対禁止となっていた場所へ向かってみると、体は何ともなく、自分と全く同じ姿かたちをした「Tech52のジャック」と遭遇します。そしてジャックは自分とヴィクトリアが量産されているクローンであり、テットに洗脳され手先として残りの人類を抹殺する任務をこなし続けてきたことに気が付きます。

断片的な記憶にいた女性ジュリアはやはりかつて交際しており、戦いが終わったらここ（かつて終の住処にしようと語った湖畔の近くにある家）に戻ると誓います。そしてスガヴの基地に戻ったジャックは、マルコムら残った人間とともにテットを破壊する計画を立て、実行へと移っていきます。

映画『オブリビオン』の見どころは？

映画『オブビリオン』には、皆さんにぜひともお伝えしたい見どころがたくさんあります！

次々と明かされていく衝撃の真実

ジャックとヴィクトリアが暮らしている任務のための住居は、高度１０００メートルの場所にあり、自然とはかけ離れた機能的なデザインです。しかし、そこにかつての地球の暮らしを感じさせるものは一切ありません。また、ジャックには地球への思いが捨てきれないような気持があり、自然が再生し始めている場所に心の安らぎを感じるのでした。また、たびたび脳裏に浮かぶあったことがないはずの女性の記憶など、さまざまな伏線、疑問が後半には次々と解決されていきます。なるほど、とついつい呟いてしまうような構成となっています。

細部にまで考え抜かれた設定

映像に現れる情報に無駄がないような、細部へのこだわりが非常によく出ています。ジャックがパトロールに使用する未来的な乗り物や、ヴィクトリアが操作するパネルに現れる細かい映像まで、すべてに意味があるというこだわりぶりには驚かされます。

さまざまな倫理観を表現するトムの演技

ジャックは、ミッションでのパートナーである現在の恋人ヴィクトリアと、なぜか記憶に訪れるジュリアの二人に対して対照的な愛の在り方が体現します。また、自分がクローンであると知った人間がそれでも残った人類のため、愛する人間のために身を捨てて戦う精神や姿に感動させられます。絶えず変化していく複雑な状況下で揺れ動く気持ちを、すばらしい演技で表現するトム・クルーズに目が離せません。

映画『オブリビオン』の全体の感想

「近未来」「地球の危機」「エイリアンの侵攻」など、既視感のあるような設定に思えるが、月が破壊されて浮かんでいる情景など、斬新である。また、後半の敵味方がひっくり返るような設定なども、ワクワクさせるものとなっている。自分たちが住む世界が実は記憶から改ざんされていて、すべての情報が都合のいいように教え込まれていたという点にもなかなか考えさせられるものがあります。

作品タイトル	オブリビオン
制作年	2013年
劇場公開	2013年5月31日
制作国	アメリカ
監督	ジョセフ・コジンスキー
製作	ピーター・チャーニン
キャスト	ジャック・ハーバー	トム・クルーズ
	ジュリア	オルガ・キュリレンコ
	ビーチ	モーガン・フリーマン
	サリー	メリッサ・レオ
	ヴィクトリア	アンドレア・ライズボロー