ネタバレあり!映画『ぼくと魔法の言葉たち』のあらすじと見どころ!感想も!

アメリカ, ドキュメンタリー, 洋画, 自閉症, 障害

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今回御紹介する映画は「ぼくと魔法の言葉たち」。2016年にアメリカで制作されたドキュメンタリー映画です。

『ぼくと魔法の言葉たち』を家でじっくり楽しむならコチラ!



作品タイトル 「ぼくと魔法の言葉たち」
制作年 2016年
劇場公開 2017年4月8日
制作国 アメリカ
監督 ロジャー・ロス・ウィリアムズ
製作 ロジャー・ロス・ウィリアムズ
ジュリー・ゴールドマン
原作 ロジャー・ロス・ウィリアムズ「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」
キャスト オーウェン・サスカインド
ロン・サスカインド
コーネリア・サスカインド
ウォルト・サスカインド
ジョナサン・フリーマン

映画『ぼくと魔法の言葉たち』のあらすじまとめ!

自閉症により2歳の時に突然言葉を失った少年が、ディズニー映画を通じて徐々に言葉を取り戻していく姿を追ったドキュメンタリー。ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストでもあるロン・サスカインドの著書「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」をもとに、アカデミー短編ドキュメンタリー賞を受賞した経歴を持つロジャー・ロス・ウィリアムズ監督が手がけた。サスカインドの次男オーウェンが2歳から言葉を失い、コミュニケーションが取れなくなってしまった。オーウェンが発するモゴモゴとした意味不明の言葉の正体が、彼が毎日擦り切れるほど見ていたディズニー映画「リトル・マーメイド」に登場するセリフであることに気づいた父ロンは、息子の好きなディズニーのキャラクター、オウムのイアーゴのぬいぐるみを手に取り、身を隠しながらオーウェンに語りかける。父の問いかけに言葉を返すオーウェン。その時、オーウェンは7歳になっており、5年ぶりに耳にした息子の言葉に涙をこらえながら、両親はディズニー映画を通じてオーウェンの言葉を取り戻すための作戦を練る。

引用元:映画.com

映画『ぼくと魔法の言葉たち』のネタバレと評価!

https://youtu.be/CCZqR29OqLE

主人公は3歳で自閉症と診断され、その後は特別な支援教育を受けて育ったオーウェン・サスカインドという青年。この映画では彼の父親でありジャーナリストでもあるロス・サスカインドの視点から、オーウェン青年が自閉症と診断されてから自立できる年齢に成長するまでのプロセスがていねいに描かれます。

自閉症では通常、言語を通した他者とのコミュニケーションは困難であるとされています。事実、オーウェン青年にも自閉症に特徴的な常同行動やエコラリア(意味の理解できない言葉を繰り返す)などが見られ、一般的な意味での自立はほぼ不可能であると医師からは宣告されていました。しかしながら、オーウェン青年にはたったひとつだけ没頭できるものがあったのです。

自閉症と診断される以前から、彼はディズニー映画が大好きでした。とくに「アラジン」がお気に入りで、劇中のシーンはもちろん細かいセリフまできっちりと暗記し、必要に応じて瞬時に諳んじることのできる能力をもっていたのです。大好きなディズニー映画のセリフを暗唱し、そのうえ状況に応じて自在に現実にあてはめることのできる我が子の様子を見て、サスカインド夫妻は気づきます。「この子は映画を通して世界とつながろうとしている。この子には可能性があるのだ」と……。

オーウェン青年の秘められた可能性に希望を託した彼の両親は、彼にさらに高度で専門的な支援教育を受けさせ、言語能力を育てようとします。その試みは成功し、彼は言語という新しい世界を手に入れ、学校卒業後アパートで自立すべく支援プログラムを受けることになったのです。

いじめ、初恋、失恋、自立……。成長するプロセスのなかで、オーウェン青年はいろいろな経験をします。そのひとつひとつが彼にとって未知の世界であり、戸惑いの連続です。困難にぶつかるたびに、パニックになりそうになるたびに、彼は大好きな「アラジン」のセリフを支えに自分を励まし、自分をなぐさめます。映画の後半で彼が大勢の聴衆を前にして行ったスピーチにはリアリティと説得力があり、彼にしか紡ぎだせない言葉の迫力がありました。

映画『ぼくと魔法の言葉たち』から考えさせられること

彼は自閉症スペクトラムでありながら言語によるコミュニケーション能力があり、その意味では障害としては軽い、ということになるかもしれません。ただし、「自分自身を理解されない生きづらさ」は国境を超えて共通する要素であり、おそらくは現代社会が抱える病理にも通じるものがあると考えられます。

しかし、オーウェン青年は決して希望を捨てたわけではありません。大好きなディズニー映画で、彼は懸命に世界とつながろうとします。そして、この「世界とつながろうとする」ことこそが生きるということの証であり、生きづらさをはね返すったひとつの方法であると、筆者は信じたいのです。

映画『ぼくと魔法の言葉たち』の全体の感想

自閉症の青年の成長を等身大の視点で丹念に追いかけたドキュメンタリー映画『ぼくと魔法の言葉たち』。決して特殊な世界ではなく、私たちの暮らしにつながるようなたくさんのヒントが詰まっていますので、皆さんもどうぞご覧ください!

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作品タイトル 「ぼくと魔法の言葉たち」
制作年 2016年
劇場公開 2017年4月8日
制作国 アメリカ
監督 ロジャー・ロス・ウィリアムズ
製作 ロジャー・ロス・ウィリアムズ
ジュリー・ゴールドマン
原作 ロジャー・ロス・ウィリアムズ「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」
キャスト オーウェン・サスカインド
ロン・サスカインド
コーネリア・サスカインド
ウォルト・サスカインド
ジョナサン・フリーマン