ネタバレあり!映画『リメンバー・ミー』のあらすじと見どころ!感想も!
今回御紹介するのは「リメンバー・ミー」。日本では3月16日から劇場公開されている、ピクサーとディズニーの共同制作によるフルCGアニメーションです。
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作品タイトル | 「リメンバー・ミー」 | |
制作年 | 2017年 | |
劇場公開 | 2017年3月16日 | |
制作国 | アメリカ | |
監督 | リー・アンクリッチ | |
脚本 | エイドリアン・モリーナ マシュー・オルドリッチ |
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キャスト(日本語吹き替え版) | ミゲル | 石橋陽彩 |
ヘクター | 藤木直人 | |
エルネスト・デラクルス | 橋本さとし | |
ミゲルのパパ | 横山だいすけ | |
フリーダ・カーロ | 渡辺直美 | |
イメルダ | 松雪泰子 |
映画『リメンバー・ミー』のあらすじまとめ!
「トイ・ストーリー3」でアカデミー賞を受賞したリー・アンクリッチ監督が、陽気でカラフルな「死者たちの世界」を舞台に描いたピクサー・アニメーションの長編作品。日本におけるお盆の風習にあたるメキシコの祝日「死者の日」を題材に、音楽を禁じられたギター少年ミゲルの冒険や家族との強い絆を、数々の謎と音楽を散りばめながら描いた。物語の鍵を握る劇中歌「リメンバー・ミー」の作詞・作曲を、「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー ありのままで」を手がけたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスが担当。第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞および主題歌賞を受賞した。天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。
引用元:映画.com
映画『リメンバー・ミー』のネタバレと評価!
音楽にあふれた環境に生まれ育ちながらも家族から楽器の演奏をきつく禁じられて育ったミゲルの楽しみは、自分だけの秘密基地でこっそりとオリジナルのギターを弾くこと。彼はいつしか、メキシコが誇る伝説のギタリスト・デラクルスこそが自分の祖先だと信じ込むようになっていました。
「僕もデラクルスのように偉大なギタリストになりたい!」
幼い衝動を抑えきれなくなったミゲルは、1年に1度だけ死者が黄泉の国から還ってくると伝えられる「死者の日」に、一族に伝わる伝説のギターをこっそり手に取り、音を鳴らしてしまいます。
実は、ヘクターをあの世に葬ったのはほかでもない、ミゲルが祖先だと仰ぎ見た伝説のデラクルスだったのです。生前のヘクターとコンビを組んでいた伝説のギタリストは、ヘクターの書いた曲を盗作し、自分の曲として歌うことで人気を得ていました。ヘクターにコンビの解消を切り出されたデラクルスは、盗作の秘密が公にされることを恐れ、ヘクターを毒殺してしまったのです。
さらにデラクルスは、ミゲルの祖先ではありませんでした。ミゲルの本当の祖先……それは何と、ヘクターだったのです!
家に代々飾られていた「顔のない写真」の正体がヘクターだと気づいたミゲルはヘクターに自分こそがあなたの子孫だと明かし、生の世界でもヘクターの顔が入った写真を飾ることを約束します。
これでやっと死者の世界に渡れると安堵したのもつかの間、ヘクターはまだまだ安心できません。
なぜなら、生の世界にはもう生きている頃のヘクターを知っている人間は娘のココ(ミゲルの曾祖母)しかおらず、そのココも高齢のせいで記憶をほとんど失いかけているのでした。
このままではヘクターは誰からも忘れられて存在そのものを失ってしまうし、ミゲルも現実の世界に戻ることができなくなってしまう……。
万事休す、かと思われた時、ミゲルを特例として生の世界に戻す許可が下ります。そして、現実世界に戻ったミゲルはココと父親であるヘクターとの想い出の曲である「リメンバー・ミー」をギターで演奏します。ココは歌によってヘクターとの想い出を取り戻し、ヘクターは無事に死者の世界で暮らせるようになるのでした……。
映画『リメンバー・ミー』に見られるディズニーの挑戦
ガイコツだらけの死者の国で、ミゲルは天涯孤独のスケルトン・ヘクターと出会います。ミゲルの祖先が伝説のギタリストではなくこのヘクターであることなど、「へえ」と思わせる仕掛けが随所に散りばめられているのですが、それ以上に、「リメンバー・ミー」にはこれまでのディズニー映画が決して手を出さなかったギミックが盛り込まれているのです。
「殺人」という要素こそ、「リメンバー・ミー」がディズニー映画としてはじめて取り入れた、挑戦的なギミックです。
闇に取り込む、氷づけにする、炎で焼き尽くす……これまでのディズニー映画にも、人が死ぬ、という要素は取り入れられていました。しかし、それはあくまでも比喩的なものであり、生身の人間が生身の人間を殺す、というリアルな表現方法ではありません。「人が人を殺す」というリアリティを、「リメンバー・ミー」では真正面から取り扱っているのです。
そしてそれは、主人公のミゲルにとってこのうえなく非情で、ショッキングな現実です。ヘクターを殺したのは、あろうことか自分が生まれた頃から慕ってきた伝説のギタリストだった……ここまでくるともはや子ども向け映画の範疇をはるかに超えた複雑な人間ドラマですが、一連のプロットを少しも生々しく感じさせず、ポップで現代風のストーリーに落とし込むあたりはさすがディズニー、そのポテンシャルは安定しています。
映画『リメンバー・ミー』の全体の感想
『アナと雪の女王』に並ぶ大ヒット作とまで言われた映画『リメンバー・ミー』。ディズニーとピクサーの共作ということもあり、グラフィック・ストーリーともにクオリティは抜群。シシド・カフカさんが歌う主題歌『リメンバー・ミー』も絶品です!
『リメンバー・ミー』を家でじっくり楽しむならコチラ!
作品タイトル | 「リメンバー・ミー」 | |
制作年 | 2017年 | |
劇場公開 | 2017年3月16日 | |
制作国 | アメリカ | |
監督 | リー・アンクリッチ | |
脚本 | エイドリアン・モリーナ マシュー・オルドリッチ |
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キャスト(日本語吹き替え版) | ミゲル | 石橋陽彩 |
ヘクター | 藤木直人 | |
エルネスト・デラクルス | 橋本さとし | |
ミゲルのパパ | 横山だいすけ | |
フリーダ・カーロ | 渡辺直美 | |
イメルダ | 松雪泰子 |
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