ネタバレあり!映画『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』のあらすじと見どころ!感想も!

2019年6月23日かかずゆみ, 吉田鋼太郎, 大原めぐみ, 広瀬アリス, 木村昴, 柳楽優弥, 水田わさび, 皆川純子, 関智一

春休みの恒例イベントとなった『映画ドラえもん』シリーズ。今作では直木賞作家・辻村深月の脚本により、藤子・F・不二雄の原作世界を忠実かつよりファンタジックに再現。のび太とドラえもん、そしておなじみの仲良しメンバーが月面に着陸し、自分たちだけの街を建設!月の世界で出逢ったかけがえのない仲間たちとともに、ハラハラドキドキの大冒険を繰り広げます!

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作品タイトル 「映画ドラえもん~のび太の月面探査記~」
制作年 2019年
劇場公開 2019年3月1日
制作国 日本
監督 八鍬新之介
脚本 辻村深月
原作 藤子・F・不二雄
キャスト ドラえもん 水田わさび
のび太 大原めぐみ
しずか かかずゆみ
ジャイアン 木村昴
スネ夫 関智一
ルカ 皆川純子
ルナ 広瀬アリス
ゴダール 柳楽優弥
ディアボロ 吉田鋼太郎

映画『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』のあらすじまとめ!

国民的アニメ「ドラえもん」の長編劇場版シリーズ39作目。直木賞受賞作「鍵のない夢を見る」、ドラえもんのひみつ道具を各章のタイトルに起用した「凍りのくじら」などで知られる人気作家の辻村深月が、映画脚本に初挑戦し、月面を舞台にドラえもんとのび太たちの冒険を描いた。月面探査機がとらえた白い影がニュースとなり、それを「月のウサギだ」と主張したのび太は、周囲から笑われてしまう。そこで、ドラえもんのひみつ道具「異説クラブメンバーズバッジ」を使い、月の裏側にウサギ王国を作ることにしたのび太。そんなある日、不思議な転校生の少年ルカが現れ、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことになるのだが……。監督は「映画ドラえもん」シリーズを手がけるのは3作目となる八鍬新之介。ゲスト声優に広瀬アリス、柳楽優弥、吉田鋼太郎ら。

引用元:映画.com

映画『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』のネタバレと評価!

ドラえもんのひみつ道具によって月面世界に自分たちだけの王国をつくりあげたのび太たち。「動物ねんど」でつくったムービットたちも成長し、あっという間に月の世界で繁栄を築きあげます。

自分たちしかいないはずの月面王国で、のび太たちはひとりの少年と出逢います。彼は、のび太のクラスにある日突然転校してきた、「月野瀬ルカ」と名乗る少年でした。ルカははるか昔から月に棲みついており、姉のルナ、弟のアルとともにひっそりと暮らしていたのです。

ルカが特殊能力をもつ「エスパル」の一員であることを知ったのび太たちは驚きますが、ルカのかざらないキャラクターに心を開き、一緒に月面王国を発展させていこうと誓い合います。

しかし、その矢先、ルカたちの存在を知った「かぐや星」の軍部の戦闘機が月に飛来し、ルカたちエスパルをひとり残らずとらえるべくのび太たちに攻撃を仕掛けます。軍部司令官であるゴダールは「かぐや星」の統治者であるディアボロの命を受け、神秘のエネルギーをもつと伝えられているエスパルを自分たちの惑星まで連れ帰り、彼らのエネルギーによってかぐや星を発展させようと目論んでいたのでした。

のび太たちをこれ以上争いに巻き込むわけにはいかないと、ルカはのび太たちだけを現実の地球に送り返し、自分はゴダールとともにかぐや星に行くことを決めます。

「仲間を見捨てるわけにはいかない!」

いったんは地球に戻ったのび太たち5人ですが、ルカたちエスパルをゴダールの魔の手から救うため、ふたたび月面王国にワープし、さらに本丸であるかぐや星をめざすことを決意します。

一方、命令通りにルカたちエスパルをかぐや星に連れ帰ったゴダールですが、ディアボロからの評価は芳しくありません。

ディアボロの真の目的……それは、かぐや星を捨て去り、自然と資源、そしてエネルギーの宝庫である地球を新たに占領し、自分たちのものにすること。かぐや星もまたかつては地球のように自然に恵まれた天国のような惑星でしたが、長年にわたる環境破壊とエネルギーの浪費によって廃墟の星と化していたのでした。

つまり、「ルカたちをとらえてかぐや星を繁栄させる」という命令は、ゴダールに命令を実行させるための口実だったのです。

ディアボロからいいように使われていたことに気づいたゴダールは、自らが進むべき道を悟り、ルカを逃がすことを決意します。しかし、目論見を見透かしていたディアボロの包囲網によりふたりはたちまち捕らえられ、地下牢に閉じ込められてしまいます。

地下牢でルカとふたりきりになったゴダールは、ルカに、自分がルカの父親の子孫であることを明かします。

――ゴダールは父さんたちを知っている――

敵であったはずのゴダールとの間に思わぬ共通点を見つけたルカは、ゴダールとともにディアボロを倒す覚悟を決めます。

そして、地球からかぐや星にワープしてきたのび太たちも合流し、いよいよディアボロの待つ本丸に潜入。

しかし、いくらひみつ道具で攻撃をしても、肝心のディアボロはいっこうに弱りません。

「ディアボロには実体がない!」

そう、ディアボロの正体は、かぐや星の住人が長い時間をかけてつくりあげた人工知能だったのです。

ひみつ道具を奪われ、一時は煮えたぎる業火の犠牲にされそうになるのび太たちでしたが、ルカの機転とゴダールの加勢によって形勢逆転。最後はエスパルたちのエネルギーを集結させ、見事ディアボロを撃破。かぐや星はようやく笑顔あふれる、平和な惑星へと生まれ変わるのでした。

長い闘いが終わり、のび太とルカたちに別れの時がおとずれます。

別れ際、のび太たちにある「頼み事」をするルカたち。

「僕たちエスパルを普通の人間に戻してほしい」

それがルカの願いでした。特殊能力を持ち、永遠の命を授かった存在ではなく、平凡な能力でかぎりある命を全力で生きることを選んだルカ。

彼らの想いを汲み取ったのび太は、ひみつ道具によってルカたちを普通の人間に変え、月で暮らすために必要なバッジをはずし、ルカたちに永遠の別れを告げるのでした。

映画『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』の見どころは?

抜群の安定感によって大人も子どもも楽しめる『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』には、皆さんにぜひともお伝えしたい見どころがたくさんあります!

深すぎるテーマ性!

毎回、深いメッセージが込められていると言われる『映画ドラえもん』シリーズ。今作では直木賞作家の辻村深月さんが脚本を担当したということで、よりいっそう全体のテーマ性が深まっています。

平和な月面王国とは対照的に、すでに死の星と化してしまったかぐや星。かぐや星が地球の未来を暗示しているということは大人はもちろん、子どもたちにもしっかりと伝わるのではないでしょうか。

かぐや星にはもはや未来がないからと、ひそかに地球にまで魔の手をのばしていたディアボロ。そして人類もまた、月、火星、木星と新たな安住の地をもとめて科学技術の開発を進めています。どうか、ディアボロの予言が現実にならなければいいのですが……。

また、今回のシリーズでは、AI(人工知能)の恐ろしさもテーマに据えられています。「ディアボロの正体が実は人工知能だった」というラストは子どもたちにとっても衝撃だったようで、映画館ではディアボロの本体が表れると悲鳴があがっていました。

ディアボロをありきたりな悪役にせず、「住人の願いによってつくられた人工知能」という設定にすることでリアリティをもたせ、メッセージ性を深めた辻村深月さんはやはり、作家としてただ者ではありません。

今作を通して制作陣が本当に伝えたかったこと……それは、「多様性を認め合う大切さ」ではないでしょうか。

月面王国はもともと、「月に動物はいない」という常識をひっくり返すためにのび太がつくり出した架空の世界でした。想像力とは、自分とは違う価値観や考え方を自然に認め合うこと。スマホで検索すればほとんどのこたえが瞬時にわかり、SNSでは絶えず誰かが誰かを傷つけている現代だからこそ、のび太たちのメッセージは大切な処方箋になるはずです。

お約束も健在!

人工知能、環境問題、多様性の確保と、ドラえもんシリーズのなかでもかなり「攻めた」内容となった今回の「月面探査記」。ファンの間でも異色作と言われているようですが、もちろん、お約束の展開は今回も健在。

しずかちゃんの入浴シーン、ちょっぴりズルいスネ夫、土壇場で頼りになるジャイアン、ドラえもんのドジっぷり……ドラえもんシリーズらしい定番の展開も盛りだくさんですので、往年のドラえもんファンもきっと満足できることでしょう。

ゲスト声優が豪華!

今回の『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』でゲスト声優を務めるのは、皆川純子さん、広瀬アリスさん、柳楽優弥さん、吉田鋼太郎さん。

皆川さんの凛々しい少年キャラは安定感抜群ですし、ルカをささえるルナ役の広瀬アリスさんも可愛らしくて透明感があります。柳楽さんのおさえた声の演技は冷静沈着なゴダールのキャラにぴったり合っていますし、ディアボロを演じた吉田鋼太郎さんもベテランらしく貫禄充分です。

また、このほかに脇役としてロッチの中岡創一さん、サバンナの高橋茂雄さんも出ていますので、皆さんもぜひ探してみてください!

映画『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』の全体の感想

辻村深月脚本の異色作となった『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』。起承転結の展開がやや強引かな……という気もしますが、お決まりのポイントはしっかりとおさえられており、幅広い年代の方にお楽しみいただける作品に仕上がっています。辻村さんの熱いドラえもん愛が伝わってくる1本です!

『映画ドラえもん~のび太の月面探査記~』を家でじっくり楽しむならコチラ!



作品タイトル 「映画ドラえもん~のび太の月面探査記~」
制作年 2019年
劇場公開 2019年3月1日
制作国 日本
監督 八鍬新之介
脚本 辻村深月
原作 藤子・F・不二雄
キャスト ドラえもん 水田わさび
のび太 大原めぐみ
しずか かかずゆみ
ジャイアン 木村昴
スネ夫 関智一
ルカ 皆川純子
ルナ 広瀬アリス
ゴダール 柳楽優弥
ディアボロ 吉田鋼太郎