ネタバレあり！映画『火花』のあらすじと見どころ！感想も！
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹のデビュー作にして芥川賞受賞作となった『火花』を芸人の先輩である板尾創路が映画化。菅田将暉と桐谷健太という実力派コンビが対照的な芸人を演じ、対照的ながらも深い絆で結ばれている芸人世界をリアルに表現しました。
『火花』を家でじっくり楽しむならコチラ！
| 作品タイトル | 「火花」 | |
| 制作年 | 2017年 | |
| 劇場公開 | 2017年11月23日 | |
| 制作国 | 日本 | |
| 監督 | 板尾創路 | |
| 脚本 | 板尾創路 豊田利晃 |
|
| 原作 | 又吉直樹（「火花」） | |
| キャスト | 徳永 | 菅田将暉 |
| 神谷 | 桐谷健太 | |
| 美樹 | 木村文乃 | |
| 山下 | 川谷修士（2丁拳銃） | |
| 大林 | 三浦誠己 | |
| 鹿谷 | 加藤諒 | |
映画『火花』のあらすじまとめ！
お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹による第153回芥川賞受賞作で、ドラマ化もされた同名小説を、板尾創路のメガホン、菅田将暉と桐谷健太の主演により映画化。まったく芽が出ない芸人・徳永は営業先の熱海の花火大会で先輩芸人・神谷と出会う。「あほんだら」というコンビで常識のワクからはみ出た漫才を披露した神谷の姿に魅了された徳永は、神谷に弟子入りを志願。「俺の伝記を作ってほしい」という条件で神谷はそれを受け入れる。人間味にあふれ、天才的な奇想の持ち主でもある神谷に惹かれる徳永。神谷もそんな徳永に心を開き、2人は毎日のように飲みに出かけては芸の議論を交わし、仕事はほぼないものの充実した日々を送るようになる。しかし、そんな2人の間にいつからかわずかな意識の違いが生まれるようになり……。徳永役を菅田、神谷役を桐谷がそれぞれ演じるほか、2人を見守る神谷の同棲相手・真樹役を木村文乃が演じる。
引用元：映画.com
映画『火花』のネタバレと評価！
山下との漫才コンビ「スパークス」として相変わらず鳴かず飛ばずの日々を送っている徳永。テレビのネタ番組さえもまともに出演できない状況に業を煮やした山下からはしきりに芸風を見直そうと言われますが、徳永はいっこうに聞き入れません。徳永の脳裏には未だに、花火大会の営業で初めて神谷の漫才を見た時の衝撃が残っており、「あほんだら」の奇抜で型破りな笑いの形が理想として居座っているのでした。
一方、「あほんだら」の神谷はその破天荒すぎる芸風ととっつきにくい性格のせいで芸人仲間のなかでもとけこめずにいました。拠点を大阪から東京に移した「あほんだら」ですが、いっこうに芸人として売れる気配はなく、神谷は連日真樹（木村文乃）のアパートに入り浸る始末。
わかりやすい笑いをもとめる風潮のなか、「スパークス」と「あほんだら」はともに低迷。それでも、徳永の神谷に対する深い尊敬の念が変わることはありません。
しかし、現実はいっこうに変わらず、とうとう、山下は徳永にコンビの解散と芸人引退を相談します。山下にはすでに子どもができていて、もうこれ以上不安定なバイト生活をつづけるわけにはいかないと泣きつかれた徳永はさすがに我を突き通せず、やむなく解散を承諾。自分自身も芸人を辞めることを決意します。
そして、最後の舞台。「あほんだら」を彷彿とさせる掟破りの漫才を最後に、徳永は10年間の芸人人生に幕を下ろすのでした。
2年後。芸人から不動産屋のスタッフに転職した徳永は偶然立ち寄った居酒屋で神谷に再会します。かつてのとがった感性を失ったかに見える神谷に徳永は失望しますが、近々開かれる漫才コンクールの話を聞かせると、神谷は10年前と同じ表情に戻り、「どえらい漫才を思いついたわ」と、静かに夢を語りはじめるのでした。
映画『火花』の見どころは？
桐谷健太・板尾創路のコンビで贈る映画『火花』には、皆さんにぜひともお伝えしたい見どころがたくさんあります！
映像だけでも楽しめる！
映画『火花』には、板尾監督らしい映像美がたっぷり詰まっています。花火がゆっくりと1本の線になって夜空を上っていく冒頭のシーンからぐっと引き込まれますし、日本映画らしい味わいがあります。
個人的に好きなのは、菅田将暉が土砂降りの雨にうたれながら踊りまくるシーンですね。そこだけ明らかに非日常的なのですが、リズミカルな演出もあって違和感を感じることはありませんでした。
真樹が可愛すぎる！
殺伐とした芸人世界にあって、一種の清涼剤のような役割を演じている真樹。映画版では木村文乃が演じているのですが、これがまあ、とんでもなく可愛らしいんです。神谷の弱さもすべて受け入れたうえでそばにいることを選択した真樹。その静かでしなやかなやさしさは神谷や徳永にとって一種の救いであり、同時にウィークポイントであったのかもしれません。
映画『火花』の全体の感想
芥川賞受賞作を繊細な映像美と緻密な人物描写によって映画化した『火花』。純文学はちょっととっつきにくい、という方はまず、映画版のほうから入ってみるのも良いかもしれません。
『火花』を家でじっくり楽しむならコチラ！
| 作品タイトル | 「火花」 | |
| 制作年 | 2017年 | |
| 劇場公開 | 2017年11月23日 | |
| 制作国 | 日本 | |
| 監督 | 板尾創路 | |
| 脚本 | 板尾創路 豊田利晃 |
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| 原作 | 又吉直樹（「火花」） | |
| キャスト | 徳永 | 菅田将暉 |
| 神谷 | 桐谷健太 | |
| 美樹 | 木村文乃 | |
| 山下 | 川谷修士（2丁拳銃） | |
| 大林 | 三浦誠己 | |
| 鹿谷 | 加藤諒 | |