【公開直前!】小説『君は月夜に光り輝く』のあらすじ!映画情報も!

2019年9月11日公開直前, 北村匠海, 及川光博, 小説原作, 永野芽郁

「第28回電撃小説大賞」を受賞した佐藤徹夜の青春小説。原因不明の不治の病に侵された女子高生と彼女に振りまわされるクラスメイトとの交流を通し、かなわぬ恋の切なさ、生きていることの尊さを繊細なタッチで描いた純愛小説です!

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小説『君は月夜に光り輝く』のあらすじまとめ!

大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。
余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。
読む人みんなが涙――この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼、蒼井ブルー、loundrawも大絶賛! “今を生きる”すべての人に届けたい、最高のラブストーリー。

引用元:「メディアワークス」公式サイト

小説『君は月夜に光り輝く』の主要人物

小説版『君は月夜に光り輝く』の見どころを詳しく見ていく前に、まずはおもな登場人物についておさらいしておきましょう

岡田卓也

主人公。小説版『君は月夜に光り輝く』は彼の視点から描かれます。ごく普通の高校生活を送るはずだった卓也ですが、クラスメイトである渡良瀬まみずと関わることによって日常が大きく変わり、価値観を大きく揺さぶられます。

まみずへの恋心に気づきながらも、彼女の人生に一歩踏み込むことに憶病になる卓也。実は、彼には姉を亡くした経験があり、そのことがきっかけで恋愛だけでなく、他人と必要以上に親しくすることをさけるようになっていました。

「死ぬまでにしたいことリスト!」。突拍子もないまみずの「無茶ぶり」に巻き込まれていくうちに彼女の瑞々しさにふれ、「死ぬことと生きること」について正面から向き合っていく卓也。姉の死の真相についても知ることになった卓也は、ある日、まみずに対して大きな告白をします。

渡良瀬まみず

卓也のクラスメイト。「発光病」という原因不明の病に侵され、病院で長期療養中。死期をそれとなく感じ取ったまみずは、たまたま見舞いに訪れた卓也に「死ぬまでにしたいことリスト」を見せ、そのリストをひとつひとつ代わりに体験してくれるように頼みこみます。

奇妙な頼み事によって卓也とつながっていくまみず。「死ぬための準備」をととのえるはずだったまみずでしたが、自分の病気と誠実に向き合おうとする卓也に恋をし、「永遠に生きていたい」と切望するようになります。

いよいよ体力が落ち、死期が目前に迫ったまみずが卓也に託した「最後の頼み事」とは……?

香山彰

岡田卓也・渡良瀬まみずのクラスメイト。人生そのものをゲーム感覚でとらえ、卓也たちにもつねにクールな態度で接するプレイボーイ。

はじめのうちはまみずの病気についても傍観を貫いていた彰でしたが、物語の後半で彼女への恋心を告白し、自分の気持ちに正直に行動します。

渡良瀬律

まみずの母親。病気療養中のまみずを気遣うあまり、卓也を遠ざけようとします。

深見真

まみずの父親。律とはすでに離婚していますが、それはまみずのための偽装離婚でした。

小説『君は月夜に光り輝く』の見どころは?

高校生同士の「どこか普通じゃない」純愛を描いた青春小説『君は月夜に光り輝く』には、皆さんにぜひともお伝えしたい見どころがたくさんあります。

とにかくまみずがキュートすぎ!

物語は卓也の視点から描かれていきますが、『君は月夜に光り輝く』の主役はやっぱり、渡良瀬まみずでしょう。

「発光病」という謎の重病に侵されながらも明るさを失わず、残された時間を自分らしく懸命に生きようとするまみずに、卓也も次第に感化され、人生観を大きく変えられていきます。

病気を理由にして卓也に「無茶ぶり」をいろいろと押しつけるまみず。無邪気な女子高生そのものですが、「死」というキーワードがあるからこそ、その明るさが哀しく映るのですね。

映画版では、まみずを永野芽郁が演じます。私も「ひるなかの流星」以来、彼女の透明感あふれる演技にはひそかに注目しているのですが、今回も芽郁ちゃんらしいキュートでピュアな魅力をたっぷり見せつけてくれることを期待しています。

キャラクターが魅力的

ポップな表紙からもわかるように、小説『君は月夜に光り輝く』は文章もラノベ風でほどよくポップで、ほどよく笑える雰囲気に仕上がっています。

ラノベの命はキャラクター造形。主人公の卓也の「クールだけど流されやすいキャラクター」は共感度抜群で魅力的ですし、お姉さんの死、という背景がストーリー全体に深みを与えています。

個人的に選ぶMVPは、香山彰ですね。中盤あたりまでは「クールでイヤミなプレイボーイ」というキャラクターで正直好きになれないのですが、中盤から後半にかけて卓也との絆が明らかになっていくと一気に好感度上昇。まみずに告白するシーンでは、思わず「頑張れ!」と応援してしまいました。

小説『君は月夜に光り輝く』の全体の感想

高校生のよくある日常を描きつつ、かなわぬ悲恋をリリカルに描ききった純愛小説『君は月夜に光り輝く』。映画版も豪華キャストですので、そちらのほうもぜひチェックしてください!

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