ネタバレあり！映画『フォルトゥナの瞳』のあらすじと見どころ！感想も！
『永遠のゼロ』、『海賊と呼ばれた男』などベストセラーを次々に生み出しつづける人気作家・百田尚樹氏の同名小説の映画化。神木隆之介、有村架純という実力派俳優にくわえ、北村有起哉、斉藤由貴、時任三郎らベテラン勢が脇を固めます。「フォルトゥナの瞳」という特殊な能力に振りまわされながらも自分らしく、強く生きようとする青年の淡く切ないラブストーリーです。
『フォルトゥナの瞳』を家でじっくり楽しむならコチラ！
| 作品タイトル | 「フォルトゥナの瞳」 | |
| 制作年 | 2019年 | |
| 劇場公開 | 2019年2月15日 | |
| 制作国 | 日本 | |
| 監督 | 三木孝浩 | |
| 脚本 | 坂口理子 三木孝浩 |
|
| 原作 | 百田尚樹（『フォルトゥナの瞳』） | |
| キャスト | 木山慎一郎 | 神木隆之介 |
| 桐生葵 | 有村架純 | |
| 金田大輝 | 志尊淳 | |
| 黒川武雄 | 北村有起哉 | |
| 遠藤美津子 | 斉藤由貴 | |
| 遠藤哲也 | 時任三郎 | |
映画『フォルトゥナの瞳』のあらすじまとめ！
幼い頃の飛行機事故で両親を亡くした木山慎一郎（神木隆之介）は、「フォルトゥナの瞳」という特殊能力を持つ青年。フォルトゥナの瞳を持つ者には、死期が目前に迫った人間が半透明になっているように見えるという。
慎一郎は他人の運命が見えてしまう自らの能力に思い悩み、車のメンテナンスの仕事以外には何ひとつ興味を示さず、心を閉ざして毎日を過ごしていた。
このまま誰とも深くかかわることなく、たったひとりでひっそりと生きていこう……単調な毎日のなかでもそれなりに楽しみを見出していたある日、慎一郎は携帯電話の修理をきっかけにショップ店員の桐生葵（有村架純）に出会う。親身な彼女の応対と人柄に心惹かれた慎一郎は、その後もこまめにショップに通うようになる。
彼女へのほのかな恋心に戸惑いを隠せない慎一郎だったが、ある日、彼女の体が透けているのに気づいてしまう。彼女を救うべきか。他人の運命を変えてはならないのか。慎一郎は自らが背負う宿命に葛藤しながらも、彼女と長く過ごすためにある選択をする。
映画『フォルトゥナの瞳』のネタバレと評価！
葵の体が透けていることに気づいた慎一郎は、彼女にその運命を告げるため、仕事終わりの彼女を近くのカフェに誘います。彼女の死がすでに迫っているのではないか。約束の時間まで気もそぞろで待ちつづける慎一郎。すると、時間通りにカフェに現れた葵は、半透明ではない普通の体に戻っていたのです。
次の日の夜、慎一郎は不意に仕事場を訪れた葵から、昨日の夜化学薬品工場で爆発事故があったことを伝えられます。
もしもあの時、慎一郎が葵をカフェに誘っていなければ、葵は爆発に巻き込まれて死んでいた……。
「あなたは私の恩人です」
葵から感謝される慎一郎。慎一郎の特殊能力「フォルトゥナの瞳」に気づいている様子の葵に、慎一郎はよりいっそう心を開いていきます。
その後も、上司にあたる遠藤哲也（時任三郎）の命の危機を救うなど、与えられた特殊能力を活かして他人の運命を変えていく慎一郎。しかしそれは、彼自身の命のカウントダウンの始まりでもありました。
「他人の運命を変えるほど、その代償として君自身の命がけずられていく」
原因不明の心臓発作の治療のため病院に通う慎一郎に、主治医は残酷な事実を告げます。実は主治医自身も「フォルトゥナの瞳」をもつ、特殊能力者でした。
主治医の忠告をいったんは聞き入れ、他人の運命を変えることをやめる慎一郎。葵との絆はさらに深まり、互いに結婚を意識するようになっていました。
（このまま葵だけを守って生きていくのも悪くないかもしれない）
そう思いはじめた矢先、慎一郎は大勢の保育園児の体が透けていく現象から、大規模な電車事故の予兆を察知してしまいます。
思い悩んだ末、彼は、自分の命を犠牲にしてでも保育園児たちの命を救うことを決意します。葵を守るための嘘をつき、電車事故の現場に駆けつけた慎一郎は、線路内に侵入して電車をとめ、バランスをくずれて倒れてくるクレーン車の下敷きになり命を落とすのでした。
映画『フォルトゥナの瞳』の見どころは？
ベストセラー小説を忠実に映画化した『フォルトゥナの瞳』には、皆さんにぜひともお伝えしたい見どころがたくさんあります！
ラスト15分のどんでん返し！
実は、映画『フォルトゥナの瞳』には、ラスト15分でどんでん返しがあるんです！
何と、葵もまた、慎一郎と同じく「フォルトゥナの瞳」の持ち主だったのです。葵は慎一郎と携帯ショップで初めて会った時から彼の体が半透明になっている（=死期が迫っている）ことに気づき、あえて誘いに乗ることで彼の命を救ったのでした。
さらに彼女は、慎一郎が飛行機事故の現場でガレキの山から救い出した少女でした。慎一郎との不思議な運命を悟った葵は何とかして彼だけでも救おうと思い、電車事故の現場に駆けつけますが、あと一歩のところで力及ばず、慎一郎は大きな運命の前に力尽きるのでした。
他人の運命を知ることができる能力を持った彼女が、深い運命で結ばれた慎一郎だけは守ることができない。運命の皮肉と残酷なパラドックスに、クライマックスでは涙がとまりませんでした。
神木隆之介の成長
天才子役としてずっと注目されてきた神木隆之介。子役時代が長すぎると大人になってから苦労する、というジンクスがありますが、神木君にかぎってはそんな心配はどこ吹く風、のようです。
今回の『フォルトゥナの瞳』でも一見クールで重い葛藤を背負ったキャラクターを等身大で演じている神木君。子役時代を忘れさせるほど、その演技は気迫が増した印象でした。
意外な脇役
『フォルトゥナの瞳』のキャスト欄に「DAIGO」の名前を見つけて（あれっ？）と思った方もいるのではないでしょうか。
バラエティでのキャラクターからコミカルな脇役かと思いきや、どうしてどうして、意外なほどシリアスな役どころで、ストーリーに絶妙なアクセントを与えています。
クールでちょっと怖い役を演じきったDAIGO。プライベートでは意外とこっち寄りだったりして……。
映画『フォルトゥナの瞳』の全体の感想
淡く切ないラブストーリーと運命のパラドックスを見事に組み合わせた映画『フォルトゥナの瞳』。何かと流されがちな私ですが、これからはちゃんとした意志をもって運命を切り開いていきたいと思います。
この映画をきっかけにあなたの運命が変わったとしたら、それはフォルトゥナの仕業かもしれません。
『フォルトゥナの瞳』を家でじっくり楽しむならコチラ！
| 作品タイトル | 「フォルトゥナの瞳」 | |
| 制作年 | 2019年 | |
| 劇場公開 | 2019年2月15日 | |
| 制作国 | 日本 | |
| 監督 | 三木孝浩 | |
| 脚本 | 坂口理子 三木孝浩 |
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| 原作 | 百田尚樹（『フォルトゥナの瞳』） | |
| キャスト | 木山慎一郎 | 神木隆之介 |
| 桐生葵 | 有村架純 | |
| 金田大輝 | 志尊淳 | |
| 黒川武雄 | 北村有起哉 | |
| 遠藤美津子 | 斉藤由貴 | |
| 遠藤哲也 | 時任三郎 | |