ネタバレあり!映画『エイプリルフールズ』のあらすじと見どころ!感想も!

2019年9月10日コメディ, 古沢良太, 戸田恵梨香, 松坂桃李

テレビドラマでもおなじみの人気脚本家・古沢良太のオリジナル脚本による映画『エイプリルフールズ』。石川淳一監督との『リーガルハイ』コンビということで、スピーディかつハイテンションなコメディに仕上がっています。

誰かが誰かに、嘘をつく。誰かが誰かに、愛される。エイプリルフールのとある1日を舞台に、複雑に絡み合うどこか滑稽な人々の群像劇を描き出します。

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作品タイトル 「エイプリルフールズ」
制作年 2015年
劇場公開 2015年4月1日
監督 石川淳一
脚本 古沢良太
キャスト 新田あゆみ 戸田恵梨香

牧野亘

松坂桃李
宇田川勇司 寺島進
江藤里香 浜辺美波
麗子 菜々緒
綾小路佑麻呂 里見浩太朗

映画『エイプリルフールズ』のあらすじまとめ!

2015年4月1日、エイプリルフールの大都市で、新田あゆみは自暴自棄になり、人生を投げ出していた。セックス依存症の天才外科医・牧野亘との子どもを身ごもるも、当の牧野本人は雲隠れしており、堕胎までのタイムリミットが刻一刻と近づいてくる。あゆみは亙に電話をかけ、妊娠の事実を伝えるが、エイプリルフールの嘘だと決めつけられ、いっこうに相手にされない。あゆみは亘をイタリアンレストランに呼び出し、責任を取らせることに。

待ち合わせ場所のレストランに行くと、亘はすでに別の女性とテーブルをかこんでいた。実は、亘は虚言癖とセックス依存症をあわせもつただの男。「天才外科医」というのも虚言にすぎなかった。

亘の正体を知り、パニックに陥るあゆみ。もともと精神を病んでいたあゆみは半狂乱になり、レストランに転がっていた拳銃を武器に亘を脅しはじめる。実はそのレストランは、さまざまな嘘を背負った人間が集まる、「かりそめの舞台」なのだった……。

「誰もが嘘つきになれる」。エイプリルフールのとある都市で、個性的な人物のさまざまな人生が絡まり合い、やがて、ひとつの奇跡へと結びついていく。

映画『エイプリルフールズ』のネタバレと評価!

『リーガルハイ』コンビによるコメディ、『エイプリルフールズ』。事前の宣伝や映画情報では、松坂桃李・戸田恵梨香のダブル主演ということになっていますが、実際には群像劇のような構成になっており、メインストーリーと併行するかたちでいくつかのサイドストーリーがさしはさまれていきます。

数十年前に生き別れになった親子、離婚した妻の娘に父親であることを告げられない男、自分は宇宙人なんだと心の底から信じ込んでいる中学生……それぞれがそれぞれの嘘を必死に演じながら、毎日を懸命に生きている。

そして、この映画のクライマックスは、あゆみの出産シーンですね。レストランで突如産気づき、店内は一瞬にして分娩室に。

レストランに医者なんか……いるんですねぇ。天才外科医・牧野亙が!

嘘まみれの人生を歩んできた赤の他人が、あゆみをひとりの母親にするためにたった1度だけ、大きな嘘で団結する。このあたりの構成の妙と伏線回収の巧みさに、人気脚本家・古沢良太の勢いを感じました。

映画『エイプリルフールズ』の見どころは?

ハートフルなドタバタコメディ、『エイプリルフールズ』には本筋からサイドストーリーにいたるまで、目が離せない見どころがたくさんあります!

スピーディなドタバタコメディ

古沢良太作品の持ち味は何といっても、スピード感あふれるポップな笑い!本作、『エイプリルフールズ』でももちろんそのセンスが存分に発揮されており、映画の冒頭からエンドロールまで一瞬たりとも目がはなせない展開になっています。

古沢作品に慣れていない人は、そのテンポの目まぐるしさにただただ圧倒され、車酔いならぬ「映画酔い」を起こしてしまうかもしれません。

何しろ、映画がはじまってからたった30分で天才外科医がただの嘘つきの女たらしになり、あゆみは半狂乱に陥り、人の良さそうな紳士は拳銃をぶっ放す危険人物になり、平和だったイタリアンレストランは恐怖の事件現場と化してしまうのですから!

御安心ください。『エイプリルフールズ』は家族そろって楽しめるハートフルコメディです。物語の中盤以降もあらゆる嘘がノンストップで絡み合っていきますが、ラストにはちゃーんと、観る人すべてを「良かった!」と思わせる結末が用意されています。

個人的には、菜々緒ちゃんの「うっそぴょーん!」が何とも言えず可愛かったですね。ストーリーの後半で出てくるのですが、見つけられるかな?

ほろりとさせる人間ドラマ!

『エイプリルフールズ』は王道のドタバタコメディであると同時に、心の琴線を揺さぶるヒューマンドラマでもあります。

自分の娘に父親だと告げられず、見え透いた嘘をついてすぐそばで見守る父親。コワモテだけどちょっと情けないお父さんを寺島進が好演しています。

個人的に忘れられないのは、老夫婦のエピソードですね。「自分は皇族である」と嘘をつき、あちこちのレストランやカフェをタダで利用する老夫婦。彼らの無邪気な嘘にはある深刻な真実があるのですが……それは本編でお確かめください。

松坂桃李の振り切った演技!

『マエストロ!』につづく映画主演となった松坂桃李。戦隊ヒーローからデビューしたこともあり、若手の頃は好青年キャラが多い印象でしたが、『エイプリルフールズ』ではかなりあやしげでダーティな役どころにチャレンジしています。

プレイボーイの皮をかぶり、多くの女性を手玉に取っているように見えながら、最後はひとりの平凡な男としてあゆみに振りまわされてしまう哀れで滑稽な男。複雑なキャラクターを振り切った演技で見事に演じきった松坂桃李は、俳優としてひと皮むけた印象でした。

松坂桃李は最近も、『不能犯』、『娼年』などで「普通じゃない役どころ」を自然に演じていて、こちらのほうも注目です!

映画『エイプリルフールズ』の全体の感想

戸田恵梨香・松坂桃李ダブル主演。豪華キャストが集結した映画『エイプリルフールズ』。スピーディな展開と良質な笑いは「リーガルハイ」を連想させ、幅広い年代の方にお楽しみいただける内容になっています。

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作品タイトル 「エイプリルフールズ」
制作年 2015年
劇場公開 2015年4月1日
監督 石川淳一
脚本 古沢良太
キャスト 新田あゆみ 戸田恵梨香
牧野亙 松坂桃李
宇田川勇司 寺島進
江藤里香 浜辺美波
麗子 菜々緒
綾小路佑麻呂 里見浩太朗